銀河8丁目10番地の日誌

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TOS スミマセン、一晩の寝床を・・・  2004年10月17日(日)


料理の食材が尽きてしまいました。
グミも残り1個2個。TPもあとわずかです。

「で、イズールドは・・・どっちだっけ」

調子に乗ってフィールドを散策していたら、現在地が分からない上に、帰り道も分からないと来ました。
究極の3Dバカ、ここに再来です。
ファーストエイドのため優先的にTPを回復してもらって、ちょっと元気な先生は、怒り心頭です。

「地図を見なさい、地図を!」
「見てるよッ! イズールドは東だろ!?」
「ちがーう、西だよッ! 2つ目の橋見えた時点でおかしいと思いなよ!」

一方、ケンダマで前線を張るジニは、そろそろ限界です。
彼の言う通り、イズールドから海岸沿いすぐの1つ目の橋、
・・・とは明らかに風景の違う、2つ目の橋まで来てしまったのです。
アレを超えたら、何だかもっとヤバイことになりそうで。
恐ろしさのあまり、一行はメニュー画面を開いたまま、対策会議中なのです。

「このままセーブして・・・ちょっと進んで、またセーブってのはどうかな?」

神子さま(コレット)が提言したのは、テイルズ他RPGにおける、究極にして最期の選択です。
フィールドにおいて、敵にエンカウントしたらリセット、セーブ&ロードのリフレイン。

「RPGプレイヤーとして、それだけは避けたいよなぁ」
「しかし・・・この状況で、形振かまってはいられんだろう」

放っておいても何故かピンピンしているクラトス。
いっそオートの方がダメージが少ないんではと、セミオートのプレイヤー・ロイドはかなり不安になってきます。

「うーん、じゃあ。とりあえず、この辺りの道標の石碑を探しに・・・」
「お前人の話、聞いてるか?」
「だって、手ぶらで戻るのも勿体無いしさー」
「・・・・・」

ある種、全滅を覚悟したロイドの指揮下。そんな絶対絶命状況。
神子さま御一行の進行方向に、ぽつんと、どこかで見たことあるような丸っこい幌が現れました。

「あれって、ダンジョンか何か?」
「ちがうよー。確か・・・”ノヴァの竜車”!」

助かった!
一行は心の中でのガッツポーズを、見事な揃い節で決めました。
ノヴァさんの竜車にはイセリア周辺でタダで回復させてもらった、ありがたい思い出があるのです。
タダより安いものは無い、ってゆか今なら1000G出しても泊まりたい、そんな状況です。
およそ1時間ぶりに見る街やダンジョンのテロップ(”ノヴァの竜車”のタイトル)。
一抹の懐かしさを感じながら、一行は竜車へと近づきました。

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「まあ、あなたちは・・・」

竜車の近くには、かつてイセリア近辺で出会った女性に加えて、さらに2、3人が群れていました。
てっきり、このおばさんがノヴァさんだとばかり思っていた二人。
ノヴァさんは男の人で、彼女は奥さん。しかも御家族で旅をしていたと知りました。

「その節はお世話になりました」
「いいえ、困ったときはお互い様だものね」

奥さんは優しく微笑みました。
まさしく、その”困った時”とやらである一行にとっては、女神マーテル様のようです。

「・・・あのー、それで、ものは相談なんですけど・・・」

一晩、泊めて下さい。
ロイドのその言葉が音となる前に、ノヴァさんたちはイベント情報を次々と口にし出したのです。

「そういえば、以前オサ山道で光る鳥を見たなぁ」
「あれはリンカの実が鳴る、風の強い日だった」
「光の精霊アスカ? 関係あるかは分からないけれど」

アスカって。
明らかに時期尚早な雰囲気漂うヒントに、ロイドは冷や汗が滴るのを止められません。
リフィル先生がいやに冷静に情報を整理している光景は明らかに異様です。
耐えろ、オレ!
内心葛藤させつつ、イベント会話終了。
意を決して、ロイドはもう1度話しかけました。

「ん? 光る鳥のメモを見たいのかい?」
「あの、いえ、そうではなくてですね」
「光る鳥のメモを見たいのかい?」
「いえ、じゃ無くて、せめて回復を」
「光る鳥のメモを見たいのかい?」
「・・・あの」
「光る鳥のメモを・・・」(エンドレス)

何度出入りして聞き直しても、ノヴァさんご家族が泊めてくれることはありませんでした。
ちょっと人間不信になりかけるロイド。
夕日(この場合フィールド)に向かって、がむしゃらに走り出そうとするロイド。
ふと、思い出したように立ち止まるロイド。

「なぁ・・・ライフボトルは、まだストックあったよな?」
「え、あるよ? 幸いグミよりもいっぱい残ってるし・・・ってロイド、まさか!?」

青ざめるジーニアスの予感は、イヤな時にだけ的中します。

「大丈夫だ、死んでも復活させてやるぞ! ”岩”さえ見つかれば、万事解決!」
「・・・・・」

旅止めて、帰りたいかも。
コレットは、少しイセリアが恋しくなりました。

さて数分後。
用心深く進んで、偶然にも道標の石碑を発見した一行は、
ノイシュの多大な尽力で、敵という敵から逃げ回り、無事イズールドへと帰還したのでした。
そして現在、揺れる船上。
海の向こうパルマコスタへと向かって船は安全に航海を続けています。

「何て言うかね・・・」
「ああ。ストーリーに逆らうような真似は、するもんじゃないんだな・・・」

ロイド一行は遠い目で、水平線を眺めていました。

―――おしまい


オサ山道から、フラフラと散策のために橋の近辺に寄ったら、
とっても強い敵とエンカウントして危うく全滅しかける。
橋を超えなきゃ大丈夫だと思ってたのに・・・(移動するんですよ敵も)

ソードマスターには2、3回負けました。おのれ、ゾロ目のHPめ!(いえ特に意味は)
とっとと先に進んでも良かったのですが、もうちょいで勝てそうだったので、とりあえずレベル上げを敢行。
橋の向こう側で。
チャレンジャーな割に技術が伴わないプレイヤー(そこ禁句)
ノヴァの竜車発見。だから、アスカはどうでも良いから、か、回復を・・・(※SS参照)
攻略後、ボルトマンルートの存在を知りました。色んな意味でギリギリだ。

無事、レベル15前後で、オサ山道(鉱山跡)のソードマスターを撃破。
ロイドを盾に、後方が魔法を連発。ロイド幾度も倒れるも復活させ、そして再び盾。
ユニゾン・アタックはまだ1度も出してません。まずR3ボタンからしてつまずきましたし。失敗するし。

船に乗ったら大王イカっぽい魔物とかに襲われるもんだと思って、
バッチリ準備してたのに何も起こりませんでした(RPGのやりすぎ)

しいなさんは意外と早く仲間になるのかな?


パト / 宇宙書店

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