+女 MEIKI 息+
DiaryINDEX過去のことさ


2003年12月17日(水) 欲しがられるほど立派じゃないの


 スイッチを入れると、テーブルの上で細かな振動をさせながら、その振動が振動を呼んでプラスチック製のものが大きくカタカタと動いた。

 UFOのアダムスキー型でなく葉巻型のような細長いそれを、まずは程よく潤んだ場所を目がけ難なく中に埋めてみる。
 ん。普通に喋れるぐらいだから大丈夫。
 中に埋めた三分の一ぐらいの長さの丸みを帯びた楕円のものも振動させて、埋めた周りを刺激してみる。ぬぉ!こりゃ凄いわい。普通に喋ろうとしても、変な声が出ちゃうとはこのことだ。

 なんて遊びを喋りながらヤってみました。
 いやぁ、逝くもんですねぇ。

 「何回逝ったの?」

 「…二回。一回は覚えてるけど二回目以降は、逝きっぱ。まだドキドキしてる。心臓に悪いよ、こりゃ」


 目先の気持ちよさを手にしたツモリ。

 でもね、こんなドキドキより
 ふと指先が触れた時とか、喋る口元を見つめた時とか、なんでもない会話の、ちょっと優しい感じのするイントネーションの語尾だったり、会話の途切れた時の息遣いだったり、そんなドキドキのほうが恋しかったりもするよ。

 やっぱり、アレもコレも欲しい。
 全部は要らないけど、欲しいとこだけ頂戴。

 今は、唇の柔らかさとそこから伝わる温もりが欲しい。
 心と躯が噛み合わず、軋む音で胸が痛いなんて今更ねえ。




 前回の更新の時に「催促の一つもなく…」と書いたらその寂しさを汲んでくれたのか、話しの次いでになのか、ひょんなところから催促をもらった。
 ぁぅ、あーたもこっそり見てたのね。

 だけど、こうしてサイトを続けていれば、いつかは某妄想サイトの管理人(※ 腹黒さにかけては師匠と崇め奉りたくなるほどの裏表がありすぎ、眩暈を起こさせるマジック文章を書き出すことには長けている人)のようにサイトを通じて相方が見つかるかもしれない。
 もしくは、リアル展開が無こんな感じのシミジミと味わちゃう関係が持てるかもしれない。
 いや、待てよ。
 そのサイトらは、パステル色の花びらをも敷き詰めたステキック文章で勘違いを起こさせる程の「ほんわか」さを醸し出しているからであって、ここと比べること自体が間違いだ。

 淡い色の花を手にする脳内妄想から、矯正。
 マズはどなたか、愛らしく白いカスミソウを散りばめた柔らか色のブーケを用意してください。
 「あのねぇ、いくら白い花だからってソレはドクダミだから。花ならいいのかって菊じゃあ、忌でしょうに。え、まだ続くの?早くしてよ。…つづきはCMをはさんでから」な、脳内妄想は進行形。





 この間、彼とヤって3回逝ったとか聞くけど、回数って覚えてるもんなんですか?一回は分かっても後の残りは二回目の続きってのとは違うんですかい?

 あ、インターバルとってのカウント?


 当たり前だけど中に埋め込む時は、スキンを被せたほうが衛生的だと思うよ。


香月七虹 |HomePage