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2011年08月23日(火)
まだ続く、放射能被害の嘘。
読売新聞は取っていないので、チャンネル桜月曜の放送ワイドでの紹介で知ったのだが、その中で、福島の一部地域を「無人地帯」とするというような報道を紹介していた。年間500ミリシーベルト越えるから人は住めなく誰も入っては行けない所とすると言うのである。我が意を得たんだろうか、笑顔でうれしそうに見えるマエダ(仮名)という福島原発事故の際に、映画祭と称し最も離れた沖縄に番組キャンセルして行き、真っ黒に日焼けして(最近映画祭は白昼外でやるらしい)また何食わぬ顔をして番組にでている自称映画評論家は長年の反原発の主張に近づけたからなんだろう。何だか嬉しそうだった。 長期にわたってNASAからの要請で宇宙における飛行士の被曝を調査研究、一定の結論を出した、* ラッキー博士は人体に対する放射線の許容閾値(いきち−ある時点迄は大丈夫だがそれ以上は有害となる)内はむしろ健康に良いとの結論をだした。 高低に関わらず放射線被曝は何でもかんでも悪でDNAを破壊してしまうと言ったLNT(linear no threshold)ドグマを元にした研究は、ノーベル賞生理学・医学賞をもらったH・Jマーラ博士が放射能被害仮説に実験に使ったショウジョウバエ(オス)に、DNA修復機能がない極めてまれな例である事が判明し、LNTドグマは崩壊している。人の場合は、二重螺旋の半分が破壊されても自己修復する事がわかっている。 番組で言っていた500ミリシーベルト/年間(下のグラフの赤の棒範囲 )で危険?立ち入り禁止?これがどういう事態を招くのか政府はわかっているのだろうか。 無法地帯になるで。危険地帯と言うお墨付きを与えると普通の人は行かなくなる。では誰が行くか。塀がある分けないので、誰でも行こうと思えば行ける。当然変なのが非合法に住みつく。後は推して知るべし。 チェルノブイリの中心地に近い所に研究者を始め人動物、ただしアフリカから飛んで来たつばめの一種はだめらしいが、住んでいるのだ、研究者は合法的に畑を作りそれを食って調査活動している。非合法居住者も勿論いる。 しなくてもいい事をして問題を複雑にする事、外国人移民問題と同じである。 ラッキー博士の長年の調査の結果 下の表。 グラフ中 ZERO相当点というのは健康に良い効果と悪い効果を及ぼす境点。mGY(ミリグレイ)のグレイはシーベルトと同。
9/2(金)以下追加。世界の都市地域の被曝線量(ラッキー博士著書翻訳者茂木弘道さん提供)
地域・場所・ケース
ミリグレイ(シーベルト)/年間 (mGy/y=msy/y) 1.000mSy/年間 宇宙飛行士(船外活動の場合―0.1mGy/h)、* マヤクのロシア原爆工場労働者、ロッキー・フラット核兵器工場の一部労働者(コロラド)、オーストリア・中国・ドイツのウラン鉱山の一部労働者500mSy/年間 オーストリアのバッド・ガスタイン(廃鉱利用の療養施設)の労働者、アメリカのラジウム・ペインター(時計の文字盤つくりの)、宇宙飛行士(1mGy/d) 200mSy/年間 イラン・ラムサールの一部地区、マレーシア・ナイジェリア・タイの鉱山、フリー・エンタプライズ・マイン(アメリカ・ボルダーの施設)、イングランドの核爆弾工場の1759名の労働者(ガン発生率低)、北イタリアのラドンのある村、ロシアのマヤクの近くの村ガン発生率低、カナダの乳ガン患者が300ミリシーベルト以下の放射線照射を浴びたケース100mSy/年間 健康に最適レベル インド・カンヤクマリの土壌からのガンマ線、成層圏飛行(0.03mGy/1飛行)、イラン・テレシュ・マガレ―の家庭のラドン、ブラジル・ガラパリの家庭、ル―マニア(ラドンが多い)、ドイツ・シュネーべルグ(白血病がない) 40mSy/年間 エベレスト(ネパール)の頂上 30mSy/年間 オーストリアの鉱山(高ラドン濃度)、ニスカ・バンジャ(バルカン)、フィンランドの多くの家庭、ルーマニア(ラドンが多い)、中国のヤオトン居住者 20mSy/年間 ギリシャのイカリア温泉入浴者、ロシアのマヤク近くの村、ゴルンジャ・スチュバ(コソボ)、ゲオファギア(コソボ)、ガラパリ(ブラジル)、マッキンレー山(アラスカ) 10mSy/年間 プルトニウム労働者のガン発生率低、ポーランドのコーウエイの家庭、インドのタミール・ナヅ、チャトラプール、ケララ、ヒマラヤ及びネパールの住民、日本の三朝温泉、富士山、 フィンランド(の平均)、キルギスタン、ラムサール(イラン)、ロッキー・マウンテン高地、 5mSy/年間 エジプトのナイル渓谷、オーストラリアのダーリング・スカープ、インドのカンヤクマリ、モスコーのラドンレベル、ロッキー・マウンテン(海抜1500〜3000の間の住民24万人は全米平均に比べガン発生率が低い) 注:* ここについては問題あり。(上記のうちの例外ケース) これらの地区では、いずれも被曝による健康被害は全く生じていない。 放射能廃棄物は今後、かって裁判でもめたカニの殻遺棄問題(殻からバイオマス物質キチン・キトサンが発見されたのをきっかけに、カニの殻を土中に埋めた事の責任のなすり合いから、奪い合いに変わった喜劇的事件)に関してと同様に、人に対しての効用が正式に認められれば、その時点で奪い合いになる事を予想しておく。 参考文献:「放射線を怖がるな 」T.D.ラッキ− 訳・解説 茂木弘道 日新報道* T.D.ラッキ− 1941年コロラド州立大学(化学)、ウイスコンシン大学で理学修士(生化学)、ノートルダム大学助教授、准教授(1946-1954)、ミズーリ大学生化学主任敦授(1954-1968)、退職により名誉教授授与される。NASAのアポロ計画に協力し、地上の数百倍の宇宙放射線環境内での安全性を追求する中で、適度の放射線被曝は「人体に恩恵をもたらす」ことを発見し、'放射線ホルミシス効果'と名付けて世界に発表した。→2002年の今日のたん譚