あ い の う た 。



2008年03月26日(水)  302


肩越しに

見慣れない天井が

視界の中で、歪んでいった。





線と線の合間で

かなしい戸惑いが

見え隠れする。





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真新しい畳

冷たいドア

慣れない洗面台と

馴染んだシーツのにおい





春の合間の 冬の日に

ひとり 静寂に揺られながら

やわらかな夢を見た





4度目の春の訪れを

拒むでもなく、受け入れるでもなく。





守らなければ、

と思った。

失うことが怖いのではなく、

守らなければ、と。






確かな温もりを、感じたのに。

いつも、そこに、あったのに。

何を 怖がって

何を 焦っていたのだろう。





あたしが、守らなければ

誰が、守るの。



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