あ い の う た 。



2004年08月13日(金)  晴天

分厚い雲を 押し遣れば

人で溢れる街も 胸を張って歩けた






昨日 祖父のお墓の前から 見上げた空は

気が遠くなるほど 青くて

果てしなく 続いて

海よりも 深い気がした






太陽の眩しさに 目を細めて

泳いでみる






あたしが生まれる ずっとずっと前に

祖父も こんな空を仰いだのかもしれない









手を合わせて おかえりなさい、と 心の中で 呟く

遠くでは 蝉の声が響いていた



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