あ い の う た 。



2004年08月20日(金)  HERO

2004,8,18,水

おとといの夜、タクに会ってきた。
この日記にさえ何を書けばいいのか分からないくらい、
記憶が断片的だったりする。2日前のことでも。
あたしは結局何も言えなかった。
プライドも理性も捨てて、ぶつかることもできなかった。
今は、そのことを後悔してる。今は。
あたしの手に重ねてくれたあの手を、思い切って握り返す勇気があったなら
何か変わっていたのかもって、思わずにはいられない。
目をそらさずに、笑ってごまかさずに、心の中をすべて吐き出していれば、
同情だとしても、気の迷いだとしても、一瞬の温もりくらいもらえたのかもって、
考えずにはいられない。
それでも、あたしには自信がなかった。
タクの言葉には 取り入る隙がいっぱいあったのに。
自分に自信がなかった。
駆け引きに持ち込る程 大人でもなければ、
何も考えずに突き進める程 子供にもなれなかった。
一瞬だけ動きかけたあたしの手を あやすように
また力を込めてくれた手の感触は 思い出すと
うまく呼吸ができないくらい 胸を締めつける。
だけど あの時もしあの手を握り返していたとしたら
今とは違う後悔が押し寄せてたのかもしれない。
振り返っても 眉をしかめることしかできないような、
そんな記憶になってたのかもしれない。
だから 出来すぎたキレイな想い出を、大切に持っていよう。
いつか笑って思い出せる日がきっとくる。
胸の痛みは忘れることがなくても
後悔を忘れられる日はきっとくる。
弱い自分に打ち勝つ、強いひとになろう。
そして いつか大切な人に出逢えたら
またタクに逢いにいこう。
あのメロディーと闇に落ちた線香花火の光を あたしは生涯忘れない。

生涯 忘れない。

だいすき でした。



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ここまで、ネットとは別に、

まれに思い出した時にだけ書いていた日記帳に綴ったものです。

4年間という時間を整理するには、

もっと長い時間を要するものだと思っていたけど、

少しずつ 心が前に向かい初めていることに我ながら感心していたりする。





おまえには 将来があるやろ





タクに貰うべき言葉じゃなかった気もするけど、

この言葉に 今は支えられている気がします。







あの時 その手を握り返さなくてよかったと 思える日が来たら、

また逢いたい。

ずっとずっと これから先も 大切な人に変わりはない。



本当に だいすきでした。




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