オクラホマ・スティルウォーターから

2004年11月03日(水) 大統領選続き

 う〜ん、残念。ケリーを応援してたのになあ。2時過ぎにテレビをつけるとボストンでケリーの敗北宣言のスピーチをしていた。

 ブッシュは4年間の大統領としての自信と、ブッシュ家の選挙戦の経験をうまく利用した、という感があって、ブッシュ再選を十分に妨げる要素がケリー側に少し足りなかったかなあと思う。

 それから、何日か前に、あまりにもタイミングよく報道されたビンラディンのテロの警告も、どれだけの票が強いアメリカを打ち出してきたブッシュに動いたかは謎にしても、その報道で逆にビンラディンとブッシュの間に何かしらの関係があるのではと疑問を持った人もいるのではと思うのだった。

 どちらにしても情報操作がなされたかなと思うのだった。そんなことをネジャーティに話したら、ネジャーティもあれは仕組んだ報道だろうと言っていた。

 ところで昨日の開票の途中経過が地図で色分けされていたが(ブッシュ:赤、ケリー:青)、大都市を抱えるイリノイやニューヨーク、カリフォルニアなどの西海岸、ケリーの地元のマサチューセッツとその近辺のニューイングランド地域は青一色だったが、赤で早々と示されたところはテキサスから北一直線の州だった。

 ニューイングランド地域で唯一まだ結果が出ていないのが、ニューハンプシャーだったのだが、あの州もよく分からないのは、ケネディーファミリーやケリー出身のマサチューセッツの北隣の州なのに、以前の女性州知事はブッシュ側だったし、張り合うような州ではないと思うんだけど・・・。

 その他、激戦地区となっていたオハイオも面白いことになっていた。結局オハイオはブッシュ側の支持が多かったことで、オハイオの結果でケリーが敗北宣言をした。

 途中経過をカウンティ(郡)別に見ると、デイトン、コロンバス、クリーブランドを抱えるカウンティとクリーブランド周辺のカウンティはケリー支持票が多く、それ以外はブッシュ支持が大半を占めていた。カウンティの数で言うとブッシュがリードを占めているのだが、クリーブランドのカウンティの票が多いため、投票結果が確定するまで何とも言えないというところが本当のところだった。

 なので、オハイオもSwing Stateになっている理由がわかる。シンシナティはブッシュ側がリードしていたのだが、シンシナティが属しているハミルトンカウンティには他にも多くの小さい町があり、その結果がまだ出ていない、ということだった。

 シンシナティはすぐ南にケンタッキーがあるので、ケンタッキーを抑えているブッシュとしてはシンシナティも抑えておきたいところだろうが、南部出身のブッシュにとって、昔の北部だったオハイオをどれだけ抑えられるかというのも鍵となっているのだろう。

 次は4年後。ブッシュが8年の任務を負えた後、誰が選挙戦に立つことやら。


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