藤の花を庭に咲かせているおうちがちょっと行ったところにあるのだが、どこかを通りかかった時に、おそらく野生の藤のつるが他の木にからまり、花を咲かせていて、風流のなさを感じたが、以前ボストンの隣町のケンブリッジで、藤をきれいに建物の壁につたわせて花を咲かせていて、アメリカでもこういうところもあるんだと思ったことがあった。
もし家を持った時に夢があって、庭に藤棚を作りたいというのが一つ。英語では藤やバラなどの棚をパーゴラ(pergola)というそうな。藤棚以外では、桜とつつじ、あじさい、笹竹、と、何だか庭園のようになってしまうが、ししおどしか何かもつけて(ジャングルジムズで売ってたししおどしは音が「ゴン」といって、こけそうになった)、ちょっと日本ぽく。
笹竹をどこで手に入れるかだが、竹類の繁殖力がすごいなあと思うのは、シンシナティにある動物園&植物園(?)には竹林があるのだが、動物園の入り口がある通りに、動物園の柵沿いに、小さい笹が何本も生えている。歩いてもちょっとある距離だし、こんなところに誰も植えないところなので、おそらく地下で根っこがつながっているんだと思うと、笹の繁殖力は侮れない。そこから一本頂戴しても怒られないと思うが、たとえばここのアパートの裏庭に植えたら、広がりそうでそれこそ怒られそうだし、家の庭に植えたら最後、隣の家まで広がりそうだ。
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