オクラホマ・スティルウォーターから

2003年11月16日(日)

 このところ雨がよく降っている。この前は竜巻警報も出ていた。

 テレビの天気予報で天気図を見ると、アメリカ全土の半分に低気圧が、あとの半分に高気圧があって、オハイオなど中西部はちょうどその間にあった。こういう気象条件は風を生み出すらしい。

 この前も、京都の住宅事情について読んでいたら、うなぎの寝床のような細長い家では、中庭に木を植えて温度を下げることで、家の中の温度差を作って風が通るようにするという昔の人の知恵があるらしい。

 でもなんで温度差を起こすと風が出るんだろう、と、こういうことはネジャーティに聞いたほうが早い。理科の授業で習ったような内容でも忘れてしまっている私である。

 ネジャーティによると、温かい空気は軽く、冷たい空気は重く、下に入り込もうとするらしい。そこで風が起こるらしいのだが、私にとってはなぜ温かい空気より冷たい空気の方が重いのか、というのがわからない。確かに、冬でも足元の方が寒いし、上の方が温かい。

 普通だったらそうなのか、と終わってしまうところでも、私の場合、一つの疑問がまた別の疑問を生み出し、きりがないのである。理系の頭を持ち合わせていない限りだ。

 一家に一台、いや一人、理系の人間がいると便利でいい。週末でも夕方から学校に行くというコテコテの理系の人間だが、もし自分が理系に進んでいなかったら、社会科学系に進んでいただろうと珍しいことを言っていた。ネジャーティならおそらく社会科学系でもいけただろう。自然科学と社会科学、研究対象が自然か人間か、というところである。


 < 過去  INDEX  未来 >


オハイオ住人 [HOMEPAGE]

My追加