2009年05月08日(金)
 『HELLO』 ユニコーン

ゴールデンウィークは、サッカー観戦とフットサルとライブの合間に
仕事をした。なので、なんてゆうか私にはあまりいつもと変わらない
スケジュールで、世間はゴールデンウィークなのね〜みたいな。

一番の遠出は埼玉。
やっとやっとチケットが取れた、ユニコーン。

すっげー楽しかった!!!
実力派コミックバンド健在!!
おっさんたち最高です。


5/3 さいたまスーパーアリーナ

01. ひまわり
02. スカイハイ
03. スターな男
04. ボルボレロ
05. 働く男
06. 水の戯れ〜ランチャのテーマ〜
07. オッサンマーチ
08. キミトデカケタ
09. ロック幸せ
10. AUTUMN LEAVES
11. 自転車泥棒
12. ザギンデビュー
13. PTA〜光のネットワーク〜
14. WAO!
15. BLACKTIGER
16. R&R IS NO DEAD
17. サラウンド
18. 大迷惑
19. ヒゲとボイン
20. 車も電話もないけれど
21. HELLO

EN-1
01. 人生は上々だ〜忍者ロック

EN-2
01. 開店休業


自転車泥棒が大好きなので(たみー曰く休憩的な感じらしいけど)
ちょーうれしかった。やっぱりとてもきれいなうただなぁ。
若いあの頃よりもっとずっと「過ぎ去った夏の日」を感じるよ。
私は、てっしーのつくるこのテの曲が大好きらしい。デーゲームとかさ。

フェスでもぜひオッサンマーチは演って欲しい!
オッサンマーチにはしゃぐおっさんとおばさんって素敵だと思う。


私は奥田民生が大好きなので、解散後も彼はたびたびみていたし
更けたなぁとか、思った事は全然なかったんです。
いい年の取り方をしている大好きなひとという認識。

ところが、「こいつはまさに大迷惑♪」のところでみているステージに
被るように、長Tでちょっと中腰で、だいめいわくと左右に体を降って
うたう男の子がぼーんと私の中に現れて

それはもちろん若い頃の奥田民生そのひとなんだけど
それはもう、「男の子」な訳ですよ。

うっわーーー
たみー年とったなぁ!!!

って急に痛感してびっくりした。

そしてまぁそこに、長Tにミニスカ、ボーダーのニーソにラバーソウル
なんて出立ちの私自身の姿も続いて現れて

そりゃそうだよなぁ、私は10代だったし、
たみーだってハタチ超えたばっかとかだったろうし

お、お互い年とったねぇと、しみじみ。

付き合い長いな…(^_^;)


アンコールはもちろん人生は上々だ。
やたら下品なことを言う阿部ちゃんにスタンド後方から
「エロ親父!」とヤジが飛び、聞こえる範囲にいたひとは爆笑。

しかし、ステージにいる阿部ちゃんには聞こえていない。

何?なんて言ったの!?

と、行き当たりばったりでステージを下りてアリーナの通路を
つかつか歩きだす阿部ちゃん。きゃーと通路にひとが集り触りまくる。
触るなーと叫ぶ阿部ちゃん。「お前らひとり100円取るぞ!」

や、安いな(笑)

ステージから、あきれたように民生さん。


「はい、そこ、席に戻りなさい。
 もーいい大人なんだから。
 みんなどうせ30過ぎてんだろ。」


こう言われたら席に戻るしかねーよなぁ(笑)
私はこんな民生さんが大好きです。


できれば机並べてお仕事とちゃんちゃんこへのくだりは
やっぱり畳み掛けて欲しかったんですが途中に入る忍者ロック…
掛け合いでもうたうの辛かったのかなぁ〜?うーん…




本編ラストの「HELLO」は圧巻でした。
やっぱりこの5人で出す音は凄いよ。

とても伝わるものがあった。
伝えたい意思を感じる時のたみーのうたの力は本当に凄いと思う。

家で聴いてた時には特にそんなに好きな曲でもなかったんだけど

それに前夜にはとてつもなく悲しいニュースが届いていたから
どうしても重なってしまう。




連休中仕事して、今日は前もって願いでたおやすみでnilをみにいく。

雨上がりはそこいらじゅうキラキラしていて、自転車ちょー気持ちいい☆

この感じいつかあったなぁと考えたら、
ドイツの田舎町で自転車乗った時のことを思い出した。
どしゃぶりにあって、でも雨上がりはとても眩しくて嬉しかった。

多摩川に掛る橋のところで信号待ち。

空には大きく多摩川を渡る虹!!!

あぁ。

今日も世界は美しい。




nilはいつも通り。
とても力強く、素晴らしいライブでした。
音楽と言葉の持つ力にいつも感服します。

今日はマサルさんの真ん前で
本物のベーシストの出す音はやっぱり違う!
ちょー萌え萌えしてしまった。

『サーカス』はやっぱりとてもいいうただ。

最後の What a Wonderful Life♪ の合間に、
高野はぼそっと「清志郎」と呟いた。


それぞれのひとに
それぞれの思いがある。




何かを書かなきゃ…と思っていた。


ユニコーンのことや久々にボール蹴ったことを書いておきたいな、
でもそうなると、先にまず清志郎のことを書かなきゃなと思うのだ。


言葉に、ならなくて。


覚悟はしていたから、割合すぐ現実を受け入れることはできたけれど
なんだか何も言葉にならなくて。

お別れはいつだって悲しい。ただ、悲しい。ただただ悲しい。



たとえ短期間でも、彼はもう一度思い通りに唄いたいと願って、
ステージに帰ってきた。衰えを感じて寂しく感じたこともあったけれど、
復活した彼は、往年の日の歌声を聴かせてくれた。嬉しかった。

同志である友人も日記で書いていたけれど、
今になればあれはまさに、命を削って私たちに届けてくれたうただった。
あの日ライブをみれてとても幸せだった。

生涯ロッカーでうたうたいだったあなたの姿、
決して私の中から消えません。

中学生の頃、あなたに貰ったトランジスタラジオもね。

あれからいつもどんな時も私のポケットにはトランジスタラジオがある。
本当だよ。

私は音楽が、ロックが大好きで
それはとても特別な魔法を持っているってことを表現した
うたにとてもぐっとくるんだけど
思えば『トランジスタ・ラジオ』は、その最初のうただった。


音楽は聴いたひとの中にずっと残るし
影響を受けたミュージシャンのそのまた影響を受けたミュージシャンへと
ずっと受け継がれていくのが素敵だよね。



その日はカウントダウンのフェスでね
どうしても行きたかったから友だちにも申込みして貰ったら
ダブって取れて、mixiで告知したらたくさんメッセ来たんだけど
譲ったのは、当時17歳の男の子だった。

ロックやフェスに目覚めたばかりの様子で
夏フェスではまってどうしても行きたいんだって
私の初フェスも17歳の時だったなぁって、即決(笑)


その彼が日記にこんな風に書いた。





朝からニュースは清志郎のばかり
あんまり清志郎のことは知らないけど
ニュースを見るたびに彼がどれだけ偉大で
多くの人達に愛されていたか伝わってきた

ライブはCOUNT DOWNで一度だけ見たけど
彼のライブはやることがかなり無茶苦茶(笑)
こたつが出てきたり布団が出てきたり

これからは俺らの世代で日本の音楽を盛り上げていかなきゃ!





なんかうまく言えないんだけどね
あぁ、この男の子に譲ってよかったなぁって、なんか思った。






素敵な音楽を届けてくれたこと。
ショウで楽しませてくれたこと。
ロックな生き様をみせてくれたこと。
うたうたいとして、最後まで病気と闘ってくれたことにも。

いつも、本当にありがとう。

ずっと先頭を走ってきた、私たちの校長先生、
そこにギターと自転車はありますか?



忌野清志郎。

あなたのうたが大好きです。

これからもずっと。



BACK *  INDEX  *  NEXT




↑エンピツ投票ボタン
My追加 mail