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★2007年12月15日(土)
『深い森にいた』 ZIGZO
とりとめのない話。
私はいつも極端で、間がないんだなーと色んな場面で思う。 グレーゾーンとゆうのも必要なんだっていうけれど 私はそういう中途半端さが我慢ならないんだなー。
あと、直情型なのもなんとかなんないかな。 もー思ったまんま言ったりやったりしないと気が済まない。 私自身よりもまわりが迷惑するんだよねー。
そう、まただから、まわりに私の大切なひとがいてくれたら 私は自重できることも多いんだよね、ひとりなら突っ走るけど。
そんなかんなで、曖昧でグレーゾーンなものが目の前にひろがっていたら とってもとっても気持ち悪くて、連日気持ち悪くてもう本当に嫌だった。 そういう曖昧さを楽しめるのは多分決して踏み込まなかった時だけだし 曖昧さを続けるというか、考えない場所で続いていくのもアリかなと 思ってみたこともあるんだけど、それを続けていくには
何を考えてるのかよくわからないとか不自然さだとか、とにかく 引っ掛かるものが多すぎた。そしてその引っ掛かりはうんと最初から そのひとが持っている性質だったので決して変わることがない。
なんで?の連続で悲しくなる。 なんだか悲しくなるだけで、なんで?にはこたえて貰えないし。
一緒にいる時にだけ、私は不安より上回る何かを感じていられた。 離れているといつ連絡があるのかわからない不安感や不安定さに いつもぐらぐらしていた。それがずっと消えずにそこにあった。
深い森にいた。
深い森にいたんだなーと思う。
いいお天気の朝、ふと気が付くと私はとても晴れ晴れした気分だった。
ひとつ気が付いたことがある。
私の極端さは本当に色んな局面全てにあって バランスを取るために何かが必要なんだってこと。 正しいとか間違ってるとかじゃなく、必要。
私は「凛とした私」でありたいと思う。 本質はともかく、きれいでやさしいひとでありたいと思う。
そーいう私でいるためにこうやって毒を吐き出したりぐるぐる渦巻いたり しているんだろうし、どこかが軋んでしまったら癒す必要があって、 そういう時、なぜか私は無性に自分を傷付けたい衝動に駆られる。
どうして私はこんなにも簡単に傷付いてばっかりなんだろう。 自分でも嫌なんだ。こんな弱い私は嫌いなんだ。
困ってるところを助けて貰って、素敵なひとと出会った。 穏やかな性格の男性で、私はそのひとをとても好きだと思った。 一生懸命、苦労してつくってくれたパスタはみための割においしくて お部屋の趣味とかとてもよくて、なんてゆうか申し分のないひとだった。 私に好意を示してくれていたと思う。 あぁ、こんなんじゃ好きになっちゃうよなーと思った。
とても幸せな気持ちだったのに、同時に疑問が沸いた。
話がうますぎる。 これって裏に何かあるんじゃないの? 好きって、どんな風に? 私の何を知ってるの?
途中からうっすら、これは夢だと気が付いた。 夢なのに、夢中になれない自分に気が付いた。 夢でくらい、幸せな恋をしたらいいのに。
そう思ったら、泣いていた。 泣きながら目を覚ましてしまった。 絶望的に悲しい気持ち。
私の根っこの闇は、もう修復不可能だと知ってしまった日。
散々葛藤してきたけれど、とうとう私の扉は固く閉ざされた状態に 逆戻りしてしまったから、きっと私はもう誰かがくれる好きとか約束を 信じたりしないし、自発的に誰かを好きになったりできないんだと知った。
誰にも話せなかった私の澱をなぜかふいに言葉にした。 多分ものすごく重い秘密。 なぜ言ってしまったのかわからない。 一度も、誰にも言えなかったことなのに。 同質の秘密を打ち明けてくれた大切な友人にも話せなかったことなのに。
「関係ないよ」って言ってくれた。私は少し心が楽になった。 自分が許せない自分自身を、ひとに許して貰えることで 救われることもあるんだなって知った。痛みがほんの少し軽くなる。 でもきっと、そんなほんの少しで、今日は笑っていられるんだ。 とても正直で分りやすいひとだから、傷付くこともあるんだけど、 私はその言葉や行為を信じることができる。
こんな風にほんの少し、私自身が私自身を傷付ける代わりに 痛みを引き受けてくれたらいいのになぁなんて都合のいいことを考える。 ちょっと甘やかして貰えたら、こんなに楽になれるものなんだね。 こんな元気に笑えるようになるんだね。
バランスを取るために必要な何か。 正しくはないけれど、こんな風に逃げ場所があれば 自分を傷付けなくてもやっていけるのにな。
うまくバランスを取れないと、きっとひとりでいられない。 そして取る行動は、きっとまた後々自分を苦しめる。
だから今は、もうちょっと待って。 なんてまた、都合のいいことを思う。
高野のつくるうたが大好きだとますます認識する。 ちゃんと聴いたことなかったZIGZOだったけど、 その音楽性や言葉にやっぱりぐっと来る。
彼は歌う。一体どうすれば傷付けずに済むの?君を。はぁ。 あぁ、私の好きになる男ってみんなこうなんだな、なんて思う。
自分の言うことであまりに私が傷付くので腫物に触るようだったとか 僕の存在自体がとか言われてしまう。思わせてしまう。 でもきっと、そういうものなのかなーと思う。
きっとみんな、ただ、愛して欲しかっただけなんだ。 私たちは好きだからこそどうしたっていちいち傷付くんだ。 どうでもいいひとなら、どうでもいいんだもの。
そんで、私はこんな私が嫌いだけど、 私を好きになってくれるひとは、こういう私も私の一部だったのかなぁ。
だからなんとかしたいのに、その原因が自分だったりするから 辛くなっちゃうのかなぁ。。。
それって、きっとお互いに好きなはずなのにね。
まー疲れちゃうしな。
宝物だった時間や言葉が果たされることのない約束が今も私を傷付ける。 思い出し掛けた記憶を思い出さないように気を付けていたりする。 それは全て、それがとても大切なものだったから。 穏やかな時間が好きだったのに、それさえも思い出せば悲しくなるのだ。
もうどうしたって傷付かずにはいられない。 そこにいてもいなくても、動き出してしまったら、引き返せない。
だから、どうしようもないんだよ。 と、高野にひとりで返事をする。 それで、そのままでいいんだよって思う。 そーゆーもんなんじゃないかな。
深い森にいる。
まだ、深い森にいるのかな。
階段はみつからない。
いつか森を見下ろして、そんなこたえが出せる日がくるといいのに。
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