日々の泡・あるいは魚の寝言

2001年01月10日(水) 働く作家

長崎県立図書館に行って、山ほど本を借りてきました。
2000年度に出版された国産児童書のうち、高学年から中学生向けのグレードで、おもしろそうな本をまとめて。
貸し出し中の本もあったので、読みたかった本全部ではないけれど。

別に、読書がしたかったわけじゃなく、雑誌「日本児童文学」の、年に一度の特集記事、「子どもの文学この一年」の高学年向けグレードの筆者が、村山早紀なんでありますよ。そうですよ、業界の人は誰でも知ってる、あの、一年の総括みたいな、たいそうな論文を書く仕事の依頼を、去年引き受けていたのですよ。
「えっ、わたしなんかが書いていいの?」と、一瞬ひいたものの、どなたかしらないわたしを推薦してくださった方のことを考えて、引き受けることにしました。
(もし、次郎丸さんたちがあみだくじで筆者を選んでたら、怒るけど(^^;))。

それにしても。
あーあーたった9枚の論文のために、どーしてこんなにたくさん、本を読まねばならないのでありましょう? って、読むべき本をリストアップしたのは、自分だったりするしね。ふっ(自暴自棄)。ランコの看病をしながら、こつこつとリストづくりをしたのですよ。いい気分転換になりました。ほんと。助かった。

読むべきだとわたしが目星をつけた本は、30冊を超えてると思います。
〆切2月15日。
ま、メールを使えば、その日までぎりぎり原稿書けるけど。

9枚なんて、枚数ともいえない枚数だし、その気になれば本なんて30冊も読まなくても、評論書いちゃう人もいそうですが、手が抜けない体質の自分がいやだ。
少なくとも、ちゃんとした…今の自分にできるだけの論考をしたいので、手抜きをせずに読書をしたいと思っています。
明日から、マラソンのような読書の日々が始まります。
がんばろう、自分。

図書館の帰りに、銀製のロケットペンダントを買いました。
ペット霊園で「お守りになるからどうぞ」といただいた、ランコの形見の爪をいれるためのものです。
死んだ猫の爪をペンダントにするなんて、よその人には気持ち悪いでしょうから、アクセサリーやさんには事情を話しませんでしたけどね。
それとは別に、アンティークの細工物で、表に写真、裏に髪の毛をいれるデザインのペンダントが出ていたので、「来週買いに来ます」といっておさえました。
表にランちゃんの写真、裏にはしっぽの毛とひげをいれるんだい♪

ううう。こういうことを書いたら、気味悪く思う人もいるでしょうね。
ちゃんとわかって書いてますので、安心してください(笑)。
これはわたしなりの、喪の儀式です。


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