CORKSCREW Diaries(米国編) |
小学校時代の友人、フカヤコウジの結婚披露パーティに出席するべく愛知県に戻る。 現在は実家ごと神戸に引っ越してしまった同じく小学校からの同級生セッキーと、 金山駅で待ちあわせる。 フカヤは一年半、セッキーに至っては5年ぶりぐらいになるのだろうか。 何はともあれ無事に一人目の旧友と再会を果たす。 せっかく名古屋まで来たのだから、 大須の電気屋街をぶらぶらしたくって、 セッキーに付きあってもらった。 以前から探していたPCゲームの、「銀河英雄伝説3」をやっとのことで発見し、 狂喜乱舞で購入。 なかなか売ってなかったんだよ。少なくとも京都市内には無かった。 会場は栄だったから上前津からは歩いて向かい、 パルコのタワレコでこれまた京都では売り切れだったゴイステのDVD(限定版)を見つけて狂喜乱舞。 名古屋、いいトコロだ。 ここまで来た目的の殆どは果たしてしまったなあ(笑) とかとか思いながら、会場に向かった。 フカヤは現在ギターを教えることで生計を立てている。 二年前の正月に会ったときは、まだギターだけで生計を立てられる状況じゃなくって、 結婚はしたいけどそう言う理由で無理だって言っていた。 それから一年が過ぎ、ギターで生活が出来るようになったんだなあ。 20歳前ぐらいからギター始めて、 学生時代僕は彼の通うギター教室の発表会で、 下手っクソな演奏聴いたこともあったけど、 それでも此処まで来れるんだなあ。 やれば出来るんだなあ。 って感動した。 結婚疲労パーティって言うよりも、 彼のやっているバンドの演奏会で、 なんか殆どセルフプロデュースって言うのがとても笑えたけど、 そう言うのもアリだなあって思った。 素敵だと思う、とても素敵だと思う。 セッキーは製造業の設計職をしている。 サラリーマンだけど、周囲に流されずにマイペースにやってる。 ちょっとマニアックではあるけど自分自身の世界を持って生きてる。 「俺は自分が可愛いから結婚はしない」 なんて言うんだろう、これだけ聞いたらふざけてるのかも知れないけど、 そこまで言い切れるのはすごいと思う。 そこまでマイペースを貫けたら立派だと思う。 人の事なんて気にしていたらハゲる、って自分では言いきってるくせに、 そのくせ他人の言うことを気にしてばかりいる僕とはえらい違いだ。 ふたりともそう言うトコロですげえと思う。 かたや僕は一体何をやっているんだろう。 毎日仕事に出ては何をするでもなく帰ってきて、 無為な毎日を過ごしている。 理想を持っていないとは言わないが、 それを具現するにも何も足りない。 なんて中途半端なんだろう。 自分自身でやりたいことを何年かかかってでも引き寄せたフカヤはすごいやつだと思う。 僕は、自分自身で楽な方楽な方に逃げてしまった。 ずっと逃げ続けているからこんな中途半端な事になってしまっている。 それとも、全てを仕事と割り切って、趣味に生きろと言うのだろうか。 フカヤたちよお幸せに。セッキーもな。 僕はそろそろちゃんと色々なことを考えなければならない。 もうそろそろ、タイムリミット。 ♪Mr.Children |