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「生きること」に贅沢な生き物 - 2004年09月01日(水)

映画の日です。
毎週水曜日はレディースデーなので、多いのは多いのですが、今日は映画の日で男性も1000円でみれるため、さらに多いと思われる。

当初の予定では、「ディープ・ブルー」を見た後、レイトショーで「キング・アーサー」を見る予定が、昼間、もし時間があったら一緒に映画でもどうかと思って誘っていた友人から電話があり、「ディープ・ブルー」の後にちょっとだけ会うことに。
まあ「キング・アーサー」はレイトショーで1200円で見れるし。いいかな。

さて、「ディープ・ブルー」は以前あった「WATARIDORI」の海版。
もちろん、制作も、監督も違いますが。

「ボーリング・フォー・コロンバイン」くらいから、ドキュメンタリー映画が増えた気がします。
いえ、以前からあったものの、「ドキュメンタリーでも客が入る」ことが分かって上映されるようになった、というべきでしょうか。

「ディープ・ブルー」、実は私、一人で見たくありませんでした(笑)
海は好きです。見るのも、泳ぐのも。
でも、恐いんです。
何故かは分かりません。小さい頃に見た、「ジョーズ」がトラウマになってるのかも、などと思ってみますが、それでもそれだけじゃない感じもします。

海の中にいる、「不確かな漂う感じ」が恐いのかもしれません。
だから本当は、「ディープ・ブルー」は一人で見たくなかったんです。

膨大な時間撮影した割には、1時間半弱という映画としては少し短いような時間ですが、それがドキュメンタリーとしては限界なのかも知れません。

映画の内容自体は、勇壮で、場面転換も上手いのですが、いかんせん音楽が邪魔なような気もします(笑)
それでも、イルカのスピーディーな泳ぎや、鯨の大迫力は、映画館で見るべきものでしょう。

映画が終った後、出口に向かう途中で女性2人組みのお客の会話
「最後までシャチは悪者やったな」
…確かに(笑)

最初はあざらしの赤ちゃんを襲うシャチ。
最後は、コククジラのこれまた赤ちゃんを襲うシャチ。
シャチをフォローする映像はなく(笑)。ナレーションでちらりとフォローは入ってましたけど。

でも、「悪者」というような感覚は、人間側からの見方でしかありません。
他の動物を襲わなければ自分が「生きる」ことはできません。
「生きることの意味は?」なんて、考えるのは人間だけなのでしょう。

そういう意味では、人間が一番「生きること」に贅沢な生き物だと思います。




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