西方見聞録...マルコ

 

 

小豆島-過ぎて行く夏1 - 2011年07月28日(木)

 子どものころ、夏休みは爆発するような喜びには満ちてはいたけれど、1日1日がするすると過ぎてしまい、7月が終わるとああもう4分の一が過ぎてしまった!旅行に帰省に夏祭りと行事満載の前半が過ぎてしまうと、ああもう半分!ああもうお盆!とその終了が予感されて切なくなったりした。そしてクーラーなんて無い時代の昭和の子どもだったので、暑くていまいち勉強の能率があがらないといらいらして秋が恋しいと思ったりしたことも、実は、あった。

 さて子育て旬の時期というのはなんだか夏休みに似ている。その喜びに満ちて、行事満載で、いまいち能率上がらなくていらいらして、そしてするすると指から砂が零れ落ちるように終わっていこうとする様子などが。

 毎年家族旅行をすると、今年のココもよかったけど来年はドコに行こうかね?なんて家族の時間は永遠に続きそうに「次の相談」をするのだが、今年は1号さんから「こういうスタイルの旅行は今年が最後なんじゃない?来年はとにかく受験だから、行くんだったら3人で行ってね」とクールなご託宣をいただき、過ぎて行く私の人生の夏休みの終わりがまざまざと幻視できた。

 まあ、秋になったら能率取り戻してがっつり働くからいいもん。と強がってみてもちょっと鼻の奥がつんとした。

 つうわけで今年の夏休みの最大イベントは小豆島行きでした!

 まずはJR神戸線の新快速乗って姫路へ。ここは私が5年間非常勤講師を務めた職場のある街なんだが、家族旅行で行ってみると遠いね〜



 姫路名物駅そば。岡山で中高校生やってて、そんで三重に両親実家を持つあめでおさんは夏休みはてっちゃん(鉄道マニア)の兄と二人で三重で過ごすべく鉄道に乗ったらしいのだが、快速で岡山ー大阪間を走り、ココ姫路でホームに降りて駅そばを食べるのが楽しみだったとか。



 そんで姫路駅で駅そばじゃない、座って食べられるラーメン屋で昼ごはんをたべ、バスで姫路港へ。ココから小豆島行きのフェリーに乗ります。
 このへんの経路はこのノロさんの小豆島旅行記がかなり参考にされています。この旅行記はシリーズモノなのですが、マルコかなりしつこくコメントしています。当時「二十四のひとみ」にはまっていて、小豆島行きたい熱がマックスだったのだと思われます。



 で、フェリーなんでたくさんの車が載っていきます。わたしたちは徒歩なので比較的簡単に乗船。 



 時間が来れば船はあっけなく出発します。



 姫路もですし、途中の島々も、そして小豆島にもこういう砂利とりで削られている場が散見されます。銀河鉄道999で土が食べられておいしい惑星があってどんどん削られていき、人々もそのおかげで生活は豊かだけどついにはよって立つ大地を失う、というストーリーがあったように思うのですが、なんだかその話を思い出し「メーテル、砂利取りで失われた島(ほし)はどうなるの?」と思わず999ごっこしてしまいました。家族メンバーの誰にも理解されませんでした。
 砂利は重量比で言うと最大の鉱物資源として最も激しくやりとりされているのでございます。

 大阪城の石垣にも小豆島の花崗岩が使われているそうな。



 はい、で接岸。



 この後船が到着した島北東の福田港からバスに乗って、対角線上にある南西の土庄港近くの宿屋に参りました。小豆島、でかいです。大変遠かったです、福田港-土庄港バスのたび。それでもうこの日は疲れちゃったので、なんもせずおKちゃんと私だけ宿の目の前の海辺で貝拾いをしました。




 そんで瀬戸内海の海の幸をいただいて、ぐうぐう眠りました。


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