邪悪を作り出す邪悪な仕組み - 2010年02月27日(土) 突然ですが子ども2人とウィキッドをみにいってきました。 ウィキッド、「オズの魔法使い」の裏面史というか、「邪悪」とされた西の魔女側から見た世界というか、ドロシーがオズの国に来るより何年も前から続いてドロシーがさるまで続く(実は魔力のない)オズの権力にしがみつくための闘争の歴史というか、そういうお話ですね。USJで30分に縮小したものをやってますが、本編は休憩(20分)はさんで3時間の長丁場で、USJではカットされた恋あり、西の魔女の家族の長い格闘の物語ありで、USJでウィキッドみた気になってるともったいない!かも。 予習用に「オズの魔法使い」の絵本を図書館で借りてきて3人で読んでから行ったんですが、帰ってきて、さらに2回、3人で「オズの魔法使い」を読み返してしまいました。 はああ〜この場面の影ではこんな陰謀があったのか!とかドロシーに従う3人の男(かかし、ブリキのきこり、ライオン)たちの胸のうちはこんなにも違うベクトルのこと考えていたのか!とか子ども向けの物語が一気に愛と苦悩の大活劇に読めるようになります。 それにしても秩序維持のために共同体の外部に邪悪なものを設定したがる権力者とか、報道による事実の捏造とそれに翻弄される大衆とか、それはおかしいと声をあげることの尊さとそれを貫く辛さとか、なかなか大人向けの味付けで観客も子どもより大人が多かったです。それにしても、四季、確かにお高い値段設定で、コレだけ満杯の客を集めるとはビジネス的にうはうはでしょうな〜。 とりあえず原作読んでみようと思います。 ...
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