西方見聞録...マルコ

 

 

何食わぬ顔をして、どこでもドアで - 2010年02月26日(金)

 はい!本日ワタクシはいつもと同じように子どもを送り出したあと、まだお掃除の仕上げ作業中のあめでおさんを置いて「じゃあ今日はちょっと神戸のほうにいくから〜」と、家を出ました。

 んでJRなんば駅の湊町バスターミナル(家から30分)にいき、そこで某長距離バスに乗りました!

 どこへ行くマルコ!

 それにしても家のこんなご近所にどこでもドアのような便利なバスターミナルがあるとは知りませんでした。
 たくさんある乗り場から鳥取へ広島へ高知へ関空へとひっきりなしにバスが出ています。

 そんなたくさんある長距離バスのひとつに乗って、あめでおさんに言ったとおり神戸方面へ行き、そしてバスは海を渡るのです!
(ところで旅のお供に「かたつむり食堂」の文庫本持ってったんですが、神戸のあたりでラストのルリ子さんの手紙をリンコちゃんが見つけるくだりになって、泣けてたまらんかったです)
 


で、かたつむり食堂読んで泣いてるマルコを乗せたバスは鳴門海峡を渡り




大塚グループ企業城下町の



この結構大都会の



徳島にやってきました〜!



 徳島県入ってすぐの「高速鳴門」というバス駅でわたしのドラえもん、というか大学後輩のアイラグちゃんが待っててくれました。
 このとき時間は午前11時45分。

 そんでふたりで、ものごっついおいしい魚を食べさせてくれる店に行き、メバルの姿煮と鯛のアラ煮をたべて、そんで青春の残骸を拾うかのごとく、徳島県立鳥居記念博物館に行きました。昔の日本の文化人類学・考古学の草分け徳島が生んだ偉人、鳥居龍蔵さんがあっちこっちからネコババしてきちゃった遺物が展示されています。
 私もアイラグちゃんも20歳前後はマジメな文化人類学徒だったので(え?じゃあ今はナニ??)青春の残骸がいろいろ落ちてる博物館でした。

 ウィキを見てみるとなかなか面白い人生ですな

 なんか奥さんの方もすごい面構えの人で、奥さんがモンゴルに呼ばれたから、龍蔵氏はついていって、ちゃっかり調査しちゃったりもしたようでした。


 


んで、そのあと、阿波十郎兵衛屋敷というところに阿波人形浄瑠璃の資料を見に行きました。ここでも二人で青春の残骸を拾い中。

 そんでものすごく美味しいシュークリームを出してくれるコーヒー屋さん「ケストナー」でマシンガントーク。


 いやいや、青春の残骸も面白かったけど、断然今のあなたの話のほうが面白かったわ>アイラグちゃん。

 アイラグちゃんはものすごくいろんな映画、を見ていて知っていていっぱいいろんな世の中の見方にアクセスしている人なのだ。3〜4年単位で任地の変わる夫殿とともに全国行脚をしながら、どこの土地にいても、映画上映会運営に関わったり、地元が支える映画ロケのボランティアで活躍したりしてる。どこに行っても、ちゃんと自分らしく自分のやりたいことにむかって爆走するアイラグちゃんは20歳のころよりほんとにずっと素敵でイイ女だった。

 そんで最後に素敵なおみあげをちょこっとずつたくさんもらって、なんかパワフルなだけじゃない気持ちいい気遣いの出来るヒトになっていて、パワフルさに磨きをかけるだけの私の半生をちょっと振り返ってしまったよ。


 20歳のころお互いに鼻っ柱だけはものすごくて、いろいろ激しかったけど、まさかこんないい具合に年が取れるとは思ってなかった。きっと次の10年も今よりずっと素敵になるだろうって実感できる再会だった。

 またどっか思いもかけない土地の空の下で会って、がははと笑えますように。そのときキミに負けないくらいおもろいおばちゃんをめざしてわたしも生きていくよ。

 んで、15時50分のバスに乗って学童保育終了時間の18時30分までに帰宅できました!完全犯罪!

 でもお土産出しながら「実は今日徳島いってきてん」と家族の者どもに告白すると「なに〜!」と皆のもの驚いていました。

 大人になると、どっかでドラえもんが手引きしてくれて、何食わぬ顔でどこでもドアを使えるから、いいな〜大人になるってとしみじみするのび太であるところのワタクシでした。

 



...



 

 

 

 

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