西方見聞録...マルコ

 

 

絵画の庭、アマークド、牛の鈴音 - 2010年02月17日(水)

 この日は、ランチオフでした。
 そんでいろいろ逼塞中ニンジンにしてた私の夢をかなえるべく、before lunch に国際美術館の絵画の庭展に、after lunchに映画牛の鈴音を観にいきました。

 お付き合いいただいて、いろいろ語り合った皆様、ありがとうございました。

 絵画の庭は、、ううむ芸術とはなんだ!という命題の前に立ち尽くすというか、未来の古典が約束されてるのは誰だ!(←は吉田秋生の「海街ダイアリー3」のあおり文句です)単なるラクガキなのはだれだ!って感じでした。
 んで、畏友Akikoさんにどの作品が面白かったか3つあげよ、という宿題をいただいてたので、3つじゃないけどあげると

栗田さんの愛チロリン、
森さんの九品仏、
中山さんのサファリズムフライ、
OJUNさんのオチルコとカタルコ、
町田さんの題名忘れたけど、耳からなんか出てくる絵、

あたりが印象に残りました。

 また小林さんの「私たちを夢見る夢8」で、あ〜この絵画群もそれ観て驚いてる私ももしかしたら、み〜んなこの人の夢なのかも、と思いました。

 何が芸術か、「現代芸術」を評価し批評することの難しさにAkikoさんの日常のご苦労を思いました。
(ちなみにマイナス評価に関してはミクシのランチオフのスレの35番コメントに書きました。公開の場なので悪口は避けます)

 題名が文学的だった小沢さんも、畏友Sさまのお知り合いのお嬢様の作品も背景を聞くと大変心惹かれました。って知り合いの娘さんってことはかなり若い世代の作品が展示されてるわけです。ほんとに今生み出されつつある、ビビットな作品群なんだな、とおもいました。評価の定まった名作古典を見るのに比べ、これから歴史と対峙していく現代芸術ってのは見る側の目も試される場なのだな、と思いました。

 そして心斎橋に移動してものごっつう楽しかったランチのあとに、映画「牛の鈴音」を観にいきました。これまたものごっつい上級者向けドキュメンタリー(コピーby kumakoさん)でした。
 福島のフィールドの奥のほうにああいう人(あの爺さんまですごくないけど)いたな〜、とか、地域格差とか農村老齢化とかいろいろ考えるけど
婆さんの口と裏腹な爺さんへの愛に満ちたまなざしと全編流れる婆さんの愚痴にこういう人居るな〜とか、婆さんに「三毒追放」とか言う人がいたら笑うな〜とか、いろいろ由無しな感想を抱きました。

 それにしても現代の生活はどれだけ土(農業生産)と遮断されているか、土から逃げれたものこそ勝者のような価値観が蔓延していることに改めて気づきます。

 学歴競争とは土から離れるためのイニシエーションなのか、とか。

 絵画の庭、牛の鈴音、いずれも渋いチョイスでしたが、なかなか楽しかったです。





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