西方見聞録...マルコ

 

 

2009鳥羽 第2日目 - 2009年08月03日(月)

 で、鳥羽では何をしたかというと1日目の午後から2日目いっぱいずっぷり海に漬かってひたすら海水浴をしました。

 2日目は早朝、島を散歩しました。



 まず港までテクテクいくと、朝の定期便に乗って本土の鳥羽市まで通学通勤する人で港はラッシュ。いってらっしゃ〜い。わたしら、休暇中ですまんね。



 で、折り重なるように建つ民家を抜けて(漁村は漁期の口開けとともに争うように漁師さんが海に出るので山に向かって新戸が建っていくんだよね。昔漁村の民族調査したな〜)小高い山の山頂に。そこには九鬼水軍の将九鬼嘉隆の首塚が!


 
 九鬼嘉隆の説明なんかがあります。




 そんで海辺に戻り、朝ごはんを食べてイザ海水浴場へ。サンシャインビーチと言う大変整備された海水浴場です。浜茶屋の横には地元の方のための海女小屋も。



 泳いでると海女さんが海からずぼっと出てきます。
 海女さん本人を撮影しては申し分けないので、海女さんの収穫物の入った樽など撮影。この樽をビート板代わりになさっているようでした。海女さん(推定80歳越え)が樽を載せる猫車を取りに行っている間に激写。戻ってきた海女さん(ウェットスーツを海女小屋で脱いでジャージ姿になってました)が樽を階段の上の猫車に運ぶのをお手伝いさせてもらいながら聞いたところによると、「明日からもっと良い漁場が口開けになるけど今日はまだこの辺でしか漁ができない。なのであわびは無しで、テングサを取ってきた。あとアワビの天敵のヒトデもとった。ヒトデは漁協に持っていくと買い取ってくれる」とのことでした〜。




 で、これが海水浴場。この日の午後、梅雨が今明けました!って感じで突然暑くなり、私は膝をあめでおさんは顔をやけどかってくらいに日焼けしました。

 で、この海水浴場はブイの辺りにボートみたいな「飛び込み台」が二つ設置されてます。そんで「飛び込み台」の真ん中がドーナツみたいに開いてて海水が見えててそこから魚が見えたりします。ただこの飛び込み台、海からよじ登るのが結構大変。

 この日の午前の結構早い時間、事件が起こりました。2〜3歳くらいの幼い兄妹を飛び込み台に乗せて、自分もその上に上がろうとしてた若いお父さんが突然「たすけてください!」と絶叫したので、その辺にいた人みんながが〜と泳いで駆けつけるとどうも2人の兄妹が飛び込み台の真ん中に開いているドーナツの穴に落ちちゃったらしいのです。で、お父さんは飛び込み台に登ろうとするけど登れない。子どもの泣き声だけが飛び込み台から聞こえるわけです。で、マルコは昨日から何回も飛び込み台に登って真ん中のドーナツの穴の存在はしっていたので、潜水して飛び込み台の下からドーナツの穴にアプローチして幼い子ども二人を救出しました。

 えへん。
 
 小さい子にあんなに必死でしがみつかれたのは非常に久しぶりでした。他人の子って抱かせてはくれるけど抱きついてはくれないんだな〜抱きついてくれるのって自分の子どもだけだったんだな〜とヘンなところで感心。


 その日は1日「海難救助母さん」というアイデンティティをもって暮らしました。


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