西方見聞録...マルコ

 

 

最後の登園 - 2009年03月27日(金)



 はい。おKさん保育園を卒園しました。

 卒園式はいろいろと感慨深かったり、担任の先生プロデュースの卒園式で流れるスライドショーの写真提供をあめでおさんがしてたり、保護者会会長祝辞のスピーチライターをしたワタクシ、マルコはオバマの演説を見守るジョン・ファブロー(27歳)の気分を味わったり、なかなか盛りだくさんでございました。

 卒園証書授与のときスクリーンに一人一人の園児の映像と声が流れて将来の抱負が語られるのですが、見事に女子は全員アイスクリーム屋とケーキ屋を志望しており、20年後はわが町はスイーツ屋だらけになることが予想されました。

 おKさんは一人だけ渋く「保育園の先生」を希望しておりました。

 男の子は警官になりたい子と空手の師匠を倒したい子がいました。一人ユニークに「うどん屋さんになりたい」と言ったのがおKさんがバンアレン帯ンにチョコあげたR君だったのでおKさんは「R君とKちゃんだけ他の人と違うこと言った仲間なの」となかなか渋いグルーピングで想い人と自分を結び付けていました。いいじゃないですか、うどん屋さんと保育園の先生カップル。まあ春の雪みたいに移っていく夢の「今、ここ」の姿って感じですね。

 そんで、保育園卒園式の翌日おKさんは最後の登園をして、保育園とお別れしました。

 母マルコも父あめでおも保育園とお別れしました。思い返せば11年前、6ヶ月にならない1号さんをつれて川崎市立S保育園に登園したあの春の日、さらにもちょっと前、生後45日の1号さんをつれて無認可保育園Cランドへ行った冬の日々。そしてわが町に引っ越してきて、この保育園に通った6年半。まあとにかく1号とおKさんが年長クラスと0歳児クラスとで1年間かぶっただけだったので、合計11年と4ヶ月も保育園にお世話になってしまいました。

 その間にヤングカップルだった私とあめでおさんはちょっと渋い年齢へと突入し、なんとなく親っぽく変身して行ったのでした。親も育ててくれてありがとう、保育園。

 保育園なしで子育てしてる人って偉いな〜。あのなんとなくあったかくて湿った感じの保育園。子育てで困ったらなんでも相談できた担任の先生。戦友だったママ・パパ友。もうあしたっからそれなしで歩いていくのか。大人になっちゃったな、私ってば。





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