西方見聞録...マルコ

 

 

便秘解消に見る故郷のありかに関する一考察 - 2007年08月15日(水)

 

(お断り)本日は尾篭な話です。お嫌いな方はどうかこのままほかのページにいっちゃってください。




 あれはまだマルコが花も恥らう20代のころ、あめでおさんとの結婚を一本背負いでキメ、当時大阪にお暮らしだったあめでお実家になぜか3泊もかけて挨拶に行き(指輪買ってもらったりとかいろいろしたのだ)あめでお両親とあめでおさんにがっちり脇を固められて、東京に戻ってきて東京の某ホテルでこんにゃく、、じゃなくて婚約会食を(本人+両親)X2をしたことがあった。
 こうやって書いてみると恐ろしくコンサバだな〜

 あめでお両親が出てくるまではすごくラジカルに結婚話が進んでたんですが、結婚話の存在にあっちが気づいたらいきなりコンサバ系に舵が取られたのでした。

 まあとにかく、4日ぶりで東京に戻ってきて品川のビル群が見えてきたときそれまであめでお実家でぜんぜんピクリともしなかったマルコの腸がもこもこと動き出し、わが両親との待ち合わせ場所の実家最寄り駅についたら5日間くらい滞ってた便秘がすっきり解消されたなんてことがあった。

 故郷というのは、人の腸を蠕動させる存在なのだな〜と当時花も恥らう20代だったマルコは片頬にふっと笑みを浮かべさせて思ったものであった。

 さて時は流れ、今やマルコは30代ももう少しで終わり、夏恒例の東京帰省を2泊3日で終えて1号娘はまだもうちょっと老親の元に置き去りにし、甘えん坊で暴れん坊のおKさんだけつれて、西への新幹線に乗った。

 京都駅で別方向から関西に帰ってきたあめでおさんと合流し、みやこ路快速に乗って懐かしい奈良を目指した。なんか今回の帰省はテーマが食い倒れだったこともあり、実家行ってるのに滞在中ずっと腸の動きがいまいちだった。

 奈良駅で大和路快速に乗り換え、右手に薬師寺の塔を見て、さらに大和郡山を超え、青々とした田んぼが視界いっぱいに広がると、腸がもこもこ動き出した。そんで法隆寺駅ですっきりしてしまった。

 あめでおさんに11年前の東京に帰ってすっきりの話とあわせて、法隆寺に帰ってすっきりの話をして「故郷はあそこではなくここにシフトしつつあるのだね〜」としみじみと語ると
「あの時もわしはあんたの隣に座っていましたが、そして今回も思ったのですが、故郷というのは臭いものですな。まあ少々臭くても住めば都になってきたようでよろしかったですな」

と微妙に寿がれました。


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