西方見聞録...マルコ

 

 

無力なる母 - 2006年02月13日(月)



 1号さんインフルに罹って治ったんですが、なんつうか大変お痩せになってしまいました。昔から痩せてらっさるんですけど、「だいじょぶか?あんた」って感じの痩せ方です。母は少しでも太らせようと、滋養の高いものを食べさせるんですが、大変気前よく排便なさるようなので、全然太りません。思い余って就寝前に「そうだ、チョコホットケーキでも焼こうか?」と聞くと、1号さんが答えるより先におKさんがその会話をお聞きつけになって「ホットケーキ、Kちゃんたべる!」と元気に雄たけびになられます。

 このおKさんの方は正規の食事はまあ食べたり食べなかったりするんですが、とにかくおやつ大好きでなんか「脂肪肝になるんじゃないの?」って感じの食べ方をなさいます。家庭内でインフルエンザが発生したのに病も彼女をよけて通る様で、風邪ひいても咳が出るくらいで熱も出さずに元気に保育園に通いながら、自然治癒してしまします。

 そんでまあホットケーキを焼くと1号サンがひとくちふたくち食べる間に、ずももももっと掃除機の様にホットケーキをお平らげになり、文字通り恵比須顔で微笑まれます。

 (お肉を)持たざるものはますます貧しく、持てるものはますます豊になってまいります。

 こちらのお肉をあちらのあばら骨の上に移植したい。

 二人の娘のお肉と食欲の偏在の前に母は無力でございます。




...



 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail Home