竹取の翁、面が割れる - 2005年08月07日(日) 日曜日、お昼までみんなでごろごろして昼ご飯にそうめんを食べた後、1号さんの宿題「アイデア貯金箱」の大検討大会があめでおさんと1号さんで持たれ、今年は竹を素材に貯金箱が作成されることになった。そんで午後の日盛り、法隆寺の西側の竹林にみんなで竹を取りに行った。ここは住宅地からいきなり昼なお暗い竹林に突入する珍しい竹GETポイント。林に入るとひんやりと涼しい。でもいつも蜂がいるのであんまり奥まで入っては行けない。まあそこで適当な太さ細さの竹をGETし、法隆寺まで戻ってくる。 竹を自転車のかごに置いた後、あまりの暑さに門前の喫茶店のソフトクリームを食べに行く。ここは家族経営のとても気分の良いお店で、あんまり混んでない中途半端な時間に行くためすっかり顔を覚えられている。「いつも家族でお出かけできて良いね。」とうちの子らに語りかけてくださるので「いや〜お出かけしないで町内をうろうろしているだけとも言えます。」と答えておく。 ソフトクリームを食した後、「法隆寺をみっちり散歩してのどが乾いたらお寺の休憩所の自動販売機でジュースをかってあげる。」という条件に引かれ、1号さんとおKさんは勇んで法隆寺境内へ。門のところや手を洗うところなどで散々遊んだ後、五重塔・金堂・講堂の3点セットが鎮座するお金の払うエリアに行く(友の会会員の私たちはタダ)。 ここには青い作務衣の寺男さんが多数いるのだが、彼らが口々にあめでおさんに「今日は家族一緒か?」「良かった。心配したんやで。」と声をかける。 はて?家族一緒で良くって心配したとは何事でござろうか? これまでもわが家族はこれ以上は行けないというほど毎週末法隆寺に通いつめている。しかし週末と言うのは比較的客も多く、家族連れもたくさんいるので寺男さんらも私どもを特定の家族としてアイデンティファイはしていなかった模様。ところがこのところあめでおさんはおKさんを保育園に連れていく途中、朝8時に法隆寺に行き、開門と同時にお金を払うエリアに突入し、「おKさんと法隆寺」と言う題名で写真をバシャバシャ撮ってたらしいのだ。 毎朝、朝1番にやって来る父子。友の会会員証を持ってるからタダで拝観できるからと言ってそりゃまあちょっと目だったのかもしれない。 その上、昨日の6日。マルコは1日神戸の方で謎活動に従事し、1号さんはAちゃん一家に連れられて信楽の方に遊びに行っちゃったので、所在無いあめでおさんとおKさんは再び二人で法隆寺行って1日中遊んでたらしい。 これは目立つ。 寺男さんの間では「かあちゃんに逃げられた不憫な子連れのやもめ」と言う定説が出来かけてたのかもしれない。 まあそういうわけで、寺男さんたちに暖かく見守られながらゆっくり拝観したわたしたちであった。でもこれだけ面が割れちゃうとおKさんが法隆寺の国宝の門柱とかにうっかり傷でもつけた日にはばっくれて逃げるなんて事が不可能になった。 清く正しい拝観姿勢を宿命づけられてしまったよ。とほほ。 ...
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