西方見聞録...マルコ

 

 

雪宿り - 2005年01月08日(土)

 1号さん喘息定期検診のため奈良市の興福寺下のかかりつけ医に参りました。そんで病院を午前中で済ませ、そのへんの食べ物屋さんで適当に昼ご飯を済ませたのち、鹿嫌いの娘らをいかに奈良公園内に引き入れるかあめでおさん、またも画策。「奈良お寺カルトクイズ」をしながら奈良女の正門前のあたりをそぞろあるきます。「東大寺で一番古い建物は?」というカルトなクイズを出し、「三月堂とて転害門」という誰も応えられない答をしたり顔であめでおさんがお答えになったその後、「おおあそこにみえるのは??」とあめでおさんが指差すとそこには先ほど誰も答えられなかったクイズの正答の「転害門」が!

 そんな(べたな)わけでまんまと転害門から子どもらを東大寺に導きいれることに成功いたしました。




 コレが問題の転害門ですわ。東大寺は平清盛に燃やされちゃったりして結構天平建築が残ってないのです。そんなわけでこの門は貴重な奈良時代の建築物ざんす。




さらに奥にはいると、まるで屋根のように枝を広げたドンの木(どんぐりを生産する木)がありその下はどうも鹿の根城らしくドンの実と鹿の糞が渾然一体となって敷き詰められていました。おKさん、ドンの実と鹿の糞を間違えて拾ってはなりません。つうか、ここでは何も拾ってはなりませんんっ。



 もっと奥へ進むと、ここは東大寺の大仏殿の裏の東大寺講堂跡。




 講堂跡を散歩しているとにわかに雪が激しく降ってきたので、雪を避け最も近くの建物へと逃げ込みます。その建物とは世界最大の木造建築の東大寺大仏殿でした〜。




はい、大変馴染み深い大仏ショット。



 お約束の大仏様の鼻の穴くぐり。慎み深い1号さんはこういう積極性を要する遊びはあんまり得意でなくやっとこの前、鼻の穴をくぐれるようになったばかりです。今回も1回おずおずとくぐっただけで「もう、ええわ。」と満足なさってました。が、おKさん@前のめりに生きる女は今回はじめて挑戦したんですが、物凄いこの鼻の穴くぐりが気に入り、何度もトライしておられました。1度くぐって、もう良かろうと父母と姉が先に進んでいるのに1人鼻の穴まで引き返し列に並び穴をくぐる、という熱心さ。今年も何事にも頭から飛び込んでください>おKさん。




 そんで、雪もやんだので大仏殿を後にし、「NHKいく年来る年」でおなじみの鐘楼の下をくぐって二月堂三月堂エリアに。




 今日奈良に引っ越してきてはじめて三月堂に入って、月光・日光菩薩などを拝ませていただきました。この3月堂の仏を見る空間には仏像好きと思われる人々がゆっくりと座って仏を眺めるスペースがあり、皆さん仏と対話していらっさいます。そんな空間に子連れで乱入してしまい、その子供が「世間虚仮、唯仏是真」とか唱えてしまい失礼してしまいました。

 そんで二月堂に登って、二月堂の先にある無料休憩所でお茶を飲みました。無料休憩所では正月の鏡餅を割って、ビニール袋にいれて参拝者に1人1袋配っていたので4人で4袋いただいて帰りました。




 入江泰吉が写した二月堂下の石畳をてこてこあるいて、国立博物館前のバス停からバスに乗りました。バス停前で売ってた石焼芋をかい、ばくばく食べました。


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