西方見聞録...マルコ

 

 

網の中の魚 - 2005年01月12日(水)

 土曜に東大寺に行ったとき、二月堂でおみくじを引くと「凶」が出た。正月から100円払って凶かい!と魂が小さくシャウトした。「今は網にかかった魚のごとくじたばたしても状況は絡まるばかり、仏を信じて精進すれば春には良い兆しとなるでしょう。」とのご託宣をいただく。さよか。仏を信じて精進すれば何とかなるのか。ありがたいことである。

 本日、進行中の研究でキーパーソンになる(はずの)人とのインタビューをドタキャンされてしまった。なんとなくおみくじの文言が頭をよぎるがここは春が巡りくることを信じよう。ドタキャンしてくださった方がキリスト教関係者だったのこともあり、東大寺のおみくじは「大仏さんが私には付いてるで〜」となんだか意味もなく気分を大きくする作用がある。まあなんとかなるでしょう。

 さて私と一緒におみくじを引いた1号さんは「吉」なんだけど「一見うまく進んでいる物事も実は裏から崩れかけつつある」なんてことが書いてあってどっちが凶でどっちが吉か簡単にはいえない複雑系な現代の世相が仄見えるおみくじの文言である。

 1号さん、裏から崩れずに今年も張り切っていってください。まあ、吉でも凶でも何とかなるので大船に乗ってましょ〜。どうせ網の中だし。


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