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こうしたらどうだ? - 2004年11月14日(日) 皇室制度についての意見はいろいろあるのだと思うが、一番の構造的問題は「皇族と言う貴種の存在を認めることで“国民の法のもとの平等”と言う感覚が著しく阻害されることだ。」と憲法学の授業で習ったように憶えている。今から17年位前に。 またマルコ最近の愛読ページFeliceさんのエッセイ集では皇室を生きる人々の苦痛にも言及され、たいした機能もないのに、人を不幸にするシステムってのはやめたほうがいいんじゃないの?とさっくりまとめておられた。 そんで今回のさーやの結婚話で相手の人がやっぱり貴種で(でもこのひとと6段階友達らしい)こんな条件の男を良くぞ探し出してきたな〜、針の穴を通す星飛雄馬の投球術のようだと感心。 この貴種な方との結婚、ということから抱いたマルコの残念感は 1)貴種じゃなくて普通の人と結婚するとか、どこぞのヨーロッパの王女みたいに外国の先住民族な方と結婚するとかして、皇室の「平等感覚への阻害要因」打破に貢献したら面白かったのに>さーや 2)大物負け犬(酒井順子著)として多様化する日本女性のありようを「象徴」して欲しかった ってなことをつらつら考えて、夫@あめでおさんにそういったら、 「2)に関してですが民間負け犬の皆さんと同列に論じてはさーやが可哀想です。民間負け犬は結婚と言う制度に依存しなくても何の不都合もなく恋愛もパートナーの獲得も自由にできますが、さーやは結婚と言う制度がなくては自由に恋愛もパートナーシップもえられないのではないか。それは基本的人権の阻害である。1)に関してはかなり同感だが、やっぱり皇室の機能を「文化遺産」として捉えた場合、それなりの文化遺産としての皇室に親和性を持つ人である必要がある。」 と言う2点のコメントから下記のような改革案をいただきました。 「皇室制度を純粋な文化遺産として、やりたい人が弟子入りして、和歌などの古典教養、神官としての技能、国際感覚などの技を芸事のように習得し、最も高い技能を習得した人が次期天皇になる。基本的に財産はなく、政治的発言も許されず、私生活の自由もないが、日本の象徴として一定期間を過ごす。その期間の衣食住は確保され、老後は年金が支払われるってなことにしたら?そしたら現在皇室が与えている社会へのマイナス要因(=平等感覚の阻害ね)や皇室を生きる人々が宿命的に背負い込む苦痛(=私生活の不自由さ)を軽減出来るのでは?」 とのことでした。 上記のように天皇を一般公募したらやりたい人っている?私はやりたくないけど。世の中に芸事の好きな人っているからな。 しかしこうやって考えるとますます存在意義が不明です>かのひとびと。一番の存在意義は「なんだか知らないけど、続いちゃってるから」ってことなのかな? ...
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