西方見聞録...マルコ

 

 

明日香2004秋ー彼岸花とぶどう狩りー - 2004年09月19日(日)

 よく晴れた連休の中日、明日香にでも行って一発彼岸花でも見るべえ、と一家打ち揃ってバスに乗って近鉄に乗って奈良県を南下致しました。現代の交通機関使っても1時間半ほどかかるんですが、聖徳太子は自宅のある斑鳩から職場(大和朝廷)のある明日香まで毎日馬で出勤してたわけですから、まあお大変だったと思います。現在のマルコの神戸通いよりよっぽど遠距離感のある通勤だったと思います。

 さてその明日香では19日はこんな催しをしておりました。これまで明日香ではレンタサイクル借りてあっちこっち回ってたんですが、本日は近鉄橿原神宮前駅より亀バスという別に何の変哲も無い奈良交通のバスでまずは石舞台古墳のある公園に参りました。

 ここでは屋台が立ち並んでいて、ねぎ焼きや古代米(赤米)の散らし寿司、芋餅、などゆかしい食品を中心に購入し昼ご飯にいたしました。

 その後「富本銭投げ」と言う超ゆかしいゲームに参加。これは写真のような巨大富本銭の真ん中の部分めがけてテニスボールを3球投げ、中心の穴にボールを投げ入ったら、記念品のハンカチがいただけるというゲーム。子どもの投げ位置と大人の投げ位置が著しく違って、女性は子どもラインから投げられるというので、こういうことに異様に自信があるマルコは絶対必中をねらって参加したんですが、力みすぎてダメでしたわ。マルコの直後に投げた70代と思しきおばあさんが3球とも的中させ凄いうらやましかったっす。マルコの修行はまだまだ続くのでした。




 そんでこの石舞台古墳広場ではいろんな工作教室など体験教室が開かれてたんですが、我が家はちょいと大きめのどんぐりをくりぬいて笛を作るという教室に参加しました。




 その後、稲淵地区の棚田で案山子コンテストがやってるのを見ようと、石舞台古墳から裏の方にてくてくと歩くと、白い彼岸花があったので激写。





 目を上げると、山の淵を飾るように彼岸花が群生しておりました。






 案山子コンテスト会場は微妙に遠かったのであきらめて、一路進路を橘寺方面にとります。これまでいつも自転車で来てた道のりを、子どもらを叱咤激励しながら歩くんですが結構大変。自転車に乗ってると自転車に乗った人ばっかりが目に付いて、徒歩の人のことなんて目に入らなかったんですが、歩いてみるとハイカーも結構たくさんいますな>明日香ハイキングコース。

 人間同じ立場のものにしか意識が行かないものです。

 そんでこちらが聖徳太子生誕の寺、橘寺の二面石。善面と悪面が表裏一体になっております。




 橘寺は法隆寺に比べるとチープな聖徳太子グッズがたくさん売られていました。法隆寺も様々なグッズも売ってますがかなり格調高くまとめられてます。 この写真の聖徳太子二歳像、2000円。思わず買いそうになりました。でも2000円は高いな、このつくりで。うちのおKさんはよく「南無仏」といって合掌して聖徳太子二歳像のまねをするという瞬間芸をするので、この2000円の像を買って「おKさんは今この像の真似をしてるんです」と瞬間芸の解説用に購入したかったのですが、よく考えたらあほらしいので止めました。




 そんで橘寺を下りたところの彼岸花。ちょっと色があせかけてますな。この写真の紫の実をつけた草は古代米の稲のようでした。この古代米で作られた散らし寿司を先ほどたべたんですわ。




 そんで高松塚方面にバスで移動し、ぶどう園にぶどう狩りに行きました。つくづく狩の好きな家族です。ぶどう園は山の斜面一面に広がる広大なもので、まさにぶどうの迷路。その中の1区画が今日の狩場です。巨峰、食べ放題。大人1200円子ども1000円なので我が家の場合3400円かかりましたが、巨大な巨峰7房ほど家族で平らげ、十分元は取りました。またしても料金をとられない乳児のおKさん全身ぶどう果汁にまみれながらの大健闘。ご立派です。




 これは割りと小ぶりです。1房ごと狩るのですが、狩る度により大きく良いぶどうを求めて狩り区画の奥へと迷い込む私たち。何事も奥は深いです。




そんでぶどう食って大満足な私たち。彼岸花群咲く田んぼの間の道を近鉄飛鳥駅まで歩き、帰宅しました。それにしても聖徳太子さんは良くこの道を毎日通勤したもんです、と帰路の電車に揺られながら再び感心する私たちでした。





...



 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail Home