西方見聞録...マルコ

 

 

Happy setのグローバリズム - 2004年03月15日(月)

 昨日の日曜の昼、家族でマクドナルドのハンバーガーを食した。マクドナルドはディズニーなどの様々なキャラクターとタイアップして手のひらに載るくらいのおもちゃをハンバーガー、ポテト(S)、ドリンク(S) と一緒に領布している。それを「ハッピーセット」と呼ぶ。この前FINDING NIMO を見に行ったのもこのマクドナルドで領布されたNIMOのおふろで遊べるおもちゃがきっかけになった。ディズニーとしては映画の宣伝にもなるグッズ提供なのだろう。
 
 さて昨日はやはり近々公開の「ブラザーベア」というディズニー映画のキャラクターのぬいぐるみがハッピーセットについて領布されており、1号さんはまんまとそれをGET した。ぬいぐるみは ビニール袋に包まれており、ビニールの裏には]
Safety tested for children age 3 and over.
Caution: May contain small parts. Not intended for Children under 3.
Warning: To avoid Danger of Suffocation, keep bag away from babies and children. Dispose of this bag immediately.

という注意書きが英語、中国語、日本語、そしてインドネシア語、マレー語、朝鮮語、タイ語、アラビア語で書かれている。
 おそらくアジア領布版なのだろう。

 仕事でよく行ってたタイやマレーシア、フィリピン都市部には確かにマクドナルドは普及していた。単独で出張した時は夜、適当にマクドナルドでハンバーガーを買ってきてホテルの部屋でバドワイザーを飲みながら昼間のインタビューをノートにまとめて報告書作成の下準備をしていた。
 マクドナルドはアジアの都市部に元気に進出している。 しかし例のビニール袋の裏書にはヒンドゥー語、ベンガル語などの記述は一切なく、ヒンドゥー圏には牛肉100%のマクドナルドは進出できなかったと言う事が見て取れる。文明が衝突しちゃってるイスラム圏のアラビア文字は元気に踊っているのにね。

 そして一番下に四角で囲まれて生産地は中国大陸である旨が中国語で記され「熊的伝説・安全玩具」なんて記述もあり、その下にSUPPLIER として英語で香港の会社名と住所が記されていた。
 なるほどアジアの工場は中国で、アジアの商社は香港か。それがマクドナルドの「アジアにおける効率的商業展開のためのベストフォーメーションである。」という評価なのだな。

 ラテンアメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、オセアニア領布版のビニール袋を是非入手してみたいものである。

 ちなみにアフリカの大都会ナイロビには1994年当時マクドナルドはございませんでした。WINPYっていうハンバーガー屋が1軒あったけど、これがもう、、、(以下自粛)。




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