遠い日の花火 - 2003年10月30日(木) 本日は専門学校で教壇に立つ日でございました。 専門学校の若人たちはもうそれはそれは恋愛大好き時期の皆様でございます。大変有望な学生さん(女性)に進路の選択肢の一つとして「青年海外協力隊なんてどう?」とか話していると、となりにいる彼氏のほうをちらりと見て「でも、2年は長いし」なんぞと口ごもります。普段ボーイッシュな彼女がそれはそれは色っぽい風情であります。 また大変賢くシニカルな学生さん(男性)と帰りの駅のフォームで会って、「よっ」とか挨拶したら、なんと彼女連れでしかもその彼女は同じ学科の下級生でそっちも私の教え子だったりして「やばいとこみられちゃったな〜」という顔を二人揃ってなさいます。ええ、先生はばっちり目撃させていただきました。 不況の世の中、最上級生の2年生は来年の3月からどこの空の下で過ごすのか未定の方が多ございます。先の見えない不安を紛らわすように、いつまで一緒にいられるか分からない相手と恋をする学生の皆さん。若いということは美しくも切ないのう、なぞと若年寄のように考えながら、そういや私も青年海外協力隊に補欠合格していつどこの国に行くのか分からない状態の時にあめでおさんと恋愛しちゃったのだなとか思い出しました。その後わたしゃ無事にアフリカにいけることが決まり、2年間あえない人のことを考えてちょっと泣き、さっくり準備してスチャラカアフリカに行ったのでした。 恋は遠い日の花火ではない とはウイスキーの宣伝文句ですが、ああいう切羽詰った切ない恋というのは間違いもなく、もう出来ない遠い日の花火なんだろうな、と後ろの部屋から聞こえるあめでおさんのむにゃむにゃという寝言を聞きながら思うマルコでありました。 ...
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