西方見聞録...マルコ

 

 

控えおろう!! - 2003年08月18日(月)

 今日はマルコは平常営業で朝から研究室に参り、まあごそごそと活動した後、夕方4時ころ帰路に着きました。
 お山の上の大学から山のふもとのJRの駅までバス乗ろうとバス停でたたずんでいると、インドネシアからの留学生のJさんと一緒になりました。Jさんとは入試のとき一緒になったのですがゆっくりサシで話すのはコレが初めてです。Jさんは泣く子も黙るガジャマダ大学(インドネシアの京都大学といわれています)を卒業したあと、オーストラリアで経済学を研究し、本国で財務省のお役人をしていたそうです。そんで今年から政府からの派遣で日本で経済学の博士号取りにきたそうです。もうぴかぴかのエリートさんです。「いやー、こんなビックマンとお知り合いになれるとは!もう、インドネシア遊びに行きます」と、マルコは大喜び。
 さてバスが来て、2人でバスに乗り込みJさんの本国に残してきた子供さんのことや、Jさんの暮らしている寮の住み心地なんかをマルコの怪しい英語で聞いていると、Jさんが立ってたそばの席の老婦人が「ちょっと触らないでくださいな」と剣のある声でおっしゃいました。
 その後2人がけの席があいて、2人で椅子に座ったあと、Jさんは「あのご婦人はなんと言ったのですか?」と私に聞きました。私はなんと答えるべきか一瞬ことばを失い、「かばんがあたったので、お気をつけくださいとのことです。」とかなり意訳申し上げました。

 Jさんがエリートだから控えろ、というのではありません。しかしせっかくいろんな選択肢からに日本を選んできてくださった方を知日派にせず嫌日派に追いやるような言動はどうよ?というのが本日のマルコの主張です。


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