マニアは5分前に集え!盂蘭盆会の話 - 2003年08月15日(金) お盆は仏教の言葉で盂蘭盆会といいます。 仏事のなかでは、盂蘭盆会は仏弟子があの世で飢えに苦しんでいる母を救うために大勢の弟子たちにご馳走したのがはじまりで、「盂蘭盆会」は梵語でウランバーナ。つまり「逆さつり」という意味をもちつまり地獄で苦しんでいる亡者を救うためにこの世で正しいことをおこない、徳をつんで祖先の霊にむくいるという意味をもっているとされています。 さて久しぶりに法隆寺年中行事を探るシリーズです。 このごろかなり大物の年中行事を取り逃がしていたので、今日は気合が入ってました。この日もいわいる『怠け者の節句働き』(れいこなさんちを参照)午前中は神戸方面で活動してたのですが、この盂蘭盆会のために!わたしは仕事を早めに切り上げて斑鳩の地に舞い戻ってきたのです。それなのに、ああそれなのに。 法隆寺友の会の会報『聖徳』によると、午後三時から律学院にて、とありました、私は3時19分に法隆寺南大門をくぐりました。ちょっと遅刻です。このときいつも行事のとき荷物もちなんかしている若い寺僧が社務所に帰ってくるのを見かけました。おや?と思い、不吉な予感を胸に、寺の東にある律学院を目指すと、果たして法要は終了し、律学院のもんは閉ざされていたのでした。 失意のうちにIセンター(町営の観光の案内所、クーラーがきいてて休憩スペースがある)によると、町のシルバーボランティアの観光ガイドさんがいた。ガイドさんが「いやあ、今日の法要は短かったね」と語り合ってたので「どれくらいで終わっちゃったんですか?」と質問すると、「3時10分前くらいからはじまって、30分もやらなかった」そうだ。 マニア諸君。寺の行事を確実にフォローしたければ5分前行動が基本だね。 さて、またもや法隆寺の年中行事を取り逃がしたマルコは失意のうちに4時ころむすめどもを保育園に迎えに行き、4時過ぎに夫あめでおさんと駅で合流し、JRで奈良へ。今日は「なら燈火会」の最終日なのです。古都は行事盛りだくさんですわ。うふ。 ...
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