マゾの惑星 - 2003年06月02日(月) 「Education For All」という言葉がございます。。「全ての人に教育を」という意で全世界での「人権としての初等教育の普遍的普及」を目指したキャッチコピーでございます。1990年にタイのジョムティエン会議(UNESCO)で採択されたEFA宣言により2005年までに全世界の子どもたちが初等教育を受けられる世界をめざそうと、教育協力分野の援助機関はそれなりに色めきたっている今日この頃なのであります。 さて学校というところは「モダンマン(近代人)」を作るところと定義されています。学校によって作られるモダンマンとはどんな人か?今日の講義で習ってきたので受け売りさせていただきます。 *たくさんの子どもが一緒に教育を受けるので欲求の充足が即座にかなえられず、我慢を学ぶところである。 *学年制を採用しているので1年ごとの目標を与えられ時間とともにより難しい課題の克服が可能になる。こうした営みを通じて「時とともに進化する」という概念を会得する。 この結果、今我慢して勉強すればよりよい未来が開かれるという、未来のために今を我慢する生き方を、学校教育の結果、人は会得していくんだそうです。 受け売りはここまでここからはマルコの見解。 未来志向のガンバリズム、それはまさに「マゾの生き方」。 学校教育を全世界に広めようというEFA宣言は、地球をマゾの惑星に変えようとしているのです。 しかし進歩と発展のイデオロギーに駆られて突っ走った時代は終わりました。停滞の時代、学校教育は果たして今後も有効なんざんしょうか?これからはサドの時代??? ...
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