サルベージ「世界の男求愛紀行・アフリカ編(一部日本)」 - 2003年05月25日(日) そう、それは「アフリカ男性に特徴的な求愛行動ってあるか?」といういとこの職場の学生さんの無心な問いから全ては始まりました。皆様からお寄せいただいた世界の男の求愛紀行、まずはアフリカ編からアップさせていただきます。 投稿者:マルコ 投稿日: 3月17日(月) ♪いとこよ おおお、またでたな!しかも何だその質問は? いいぞ、その調子で突っ走ってくれたまえ。 アフリカ男の求愛か。 うーんんん。 まず彼らの辞書に「ほんのり」という言葉はない。 白黒はっきり突撃タイプ、ダメでもともとあたって砕けろ! というお方が多いように思います。 はじめまして、お名前は?未婚ですか既婚ですか? 未婚?年は?え??26歳??どうして結婚してないんですか? ぼくとつきあいませんか? という人が時々います。その比率は日本人よりかなり高いです。 思慮深い賢者のような人も突然暴走することがあります。 断っても「わははだめか。じゃあ次の人!」 って感じで大変からっとしています。 ストカーにはあまりなりません。時間の無駄だからでしょう。 投稿者:いとこ 投稿日: 3月17日(月)) 適切な答えをありがとう。でも、それって大体わたしも経験した範囲だな。 それを言ってしまうと女子大生たちは絶対「アフリカ男=節操がない」と思うから、別の例も与えておいたよ。それは。。。本人がちょっといくじがない時におばさんとかお姉さんに仲をとりもってもらったり雰囲気を作ってもらうというやつ。これは私がジンバブエで経験し、ウガンダ女性にそれを話したらウガンダにもあるといっていた。 ジンバブエ人のミュージシャンと日本人の女性の結婚式に招かれた時、新郎の逞しいど迫力のおばさんたち数名が私を囲んでソファーに座り、おもむろに聞く。 「あんたジンバブエにまた来たい?」 「はい、もちろん」 「じゃあ、ポルトガル語で「ジンバブエにまた来たい」と言って御覧。Repeat after me! $%&#’Richard!」(ポルトガル人の血が入っている人々でした) 「$%&#’Richard!」 「がはははは!もう一回!!$%&#’Richard!」 「$%&#’Richard!」 「だははははは」 ???とここで私は自分のわけのわからん文章に新郎の一番若い未婚のおじさんの名前が含まれていることに気付く。。。それまでその存在すら忘れていた地味なそのお方は壁のすみっこからこちらを見ている。 あ”ーーー!!!! 私は一体なにを言わされていていたのだー?! 「あのー。。わたしホテルにそろそろ帰りたいのですが」 「もっちろん、Richard! 送ってお行き がははは」 かくして私は彼と車の中で2人きり。。。泣きたい。。。 その結末は、残念ながら私が今だに独身であり、日本で生活しているということで、推測いただけると思います。でもこの例だと結構奥ゆかしく紳士的だと思いませんか? ちゃんちゃん! 投稿者:マルコ 投稿日: 3月18日(火) ♪いとこよ!!! どわははははは! ソレと全く同じ目に遭ったことがあるぞ!福島県裏磐梯ヒバラ地区での民俗調査中だ!!! さすがにみなさん日本語をしゃべっていたので >「$%&#’Richard!」 と、言うことはなかったけど裏磐梯ヒバラ地区はウガンダ・ジンバブエと地続きなのか??世界のビッグママは裏でつながってるのか?? ヒバラ地区を舞台に修論かいてて、ある村にとまりこみでのべ6ヶ月ほど調査したんだけどその村は農業を商業的に展開していて秋は直売所で観光客相手に農産物やきのこなんかをじか売りしてたのよ。 そんで安くで泊めてもらってた農家も国道沿いに直売所を出すんで私も2週間ほど直売所の売り子をやってたわけよ。とうもろこしとか焼きながら。 その直売所にきのこを卸してたきのこ屋のおばちゃん(これがビックママ)が息子@22歳と「お見合いしてみんか〜」とか言って他の直売所の農家のおばちゃんみんなに応援されて、直売所からムラまでの10キロほど軽トラで送ってもらっちゃったよ。 でも知ってるんだ。私の前にまりちゃん(他の家のお嫁さんの妹@20歳・仮名)にも 同じことしてたの。 軽トラの中で私も話題もないのであんまりお話も弾まないでいたら 「もっと自分をリードしてくれる女の人がいい」 という理由で断られました。全く私の意思表示がないまますべてが進みすべてが終わり以後長く私の話の種として活用させていただいてるよ。 ところで求婚と求愛の間には巨大な隔たりがあるのだよ。 アフリカ男性は外国人相手の求愛に関してはかなり節操なしでほとんど挨拶状態だけど求婚に関してはかなり慎重で紳士だよ。 ケニアの村のええとこの青年は外国人なんて結婚相手に考えないしね。 同じ部族の異なるクラン(氏族)の女の子を狙ってるね。 (都市部の外交官とか上流階級だと外国人との結婚に理解のある場合もある。 リチャードはこのケースかな?) 結婚可能な女性の範囲と捕食可能な動物の範囲を同心円状で示した人類学者がいるんだけどさ、 円の真ん中は家族とペット(近すぎて食べられない) その外側に家畜と親戚(普通は食べないけど儀式とかあるルールの上で食べることもある) その外側に近場の野生動物と近隣の村の女の子(食べるのに適正) さらに遠い野生動物と遠い地域の女性(出会う機会がない) つまり外国の女なんて出会う機会のない野生動物で村のルールが適用されない場合もある。 村では紳士な青年たちも外国女性には節操がなかったりするわけです。 それが親戚ルートの紹介だったり、仕事仲間だったりそれなりの社会関係が介在すると本来の紳士振りを取り戻すこともあるわけだ。 私はアフリカでは紳士に真正面から求婚されたことはなかったよ。残念。 ...
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