祈りと政治 - 2003年03月21日(金) 春が来た!ということで今日は西ノ京方面にバスでお出かけ。おにぎりを持って薬師寺へGO! 薬師寺はたまたま大講堂落慶法要で5000人の善男善女が集っていました。しかしあれだけの大工事を1般の寄進でやりぬく薬師寺の企画力とそしておそらく政治力に驚嘆。祈りと修行の法隆寺とは異なる仏教寺院のあり方を見る思い。 薬師寺から徒歩で唐招提寺に周りいろいろと見学しているうちに疲れた娘1号が超不機嫌になるので、唐招提寺の売店で鑑真和上の物語の漫画を買う。その鑑真物語は井上靖の「天平の甍」がベースになっておりネーム、絵ともに秀作で鑑真や普照の苦労と信念を貫くことの尊さがかなり胸に迫ってくる。そのお話の舞台が唐招提寺と言うことで1号はかなり唐招提寺を理解した模様。漫画・絵本で子どもへのメッセージを明確にする作業と言うのはかなり有効ですな。唐招提寺は森の中のお寺という雰囲気でとても気持ちが良く、「戒律の寺」を堪能。 正しいことと間違ったことを鑑真和上が知らしめ導いてくれた、そんな時代が微笑ましくも懐かしい。西の戦火は激しくなり、複数のわかりにくい正義が声高に叫ばれる休日の午後でした。 ...
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