■2003/02/27 (木) 今日はレディスデーだというのに、日中は忙しくて映画に行けなかったので 8時半からやってるレイトの吹き替えに行きました。 なんか家族の視線が冷たいんですけれど・・・・ ちゃんとごはんを作って、後片付けもしたでしょ。 いつものことなのになぜ今日はみんな「えー?」とか言うんだ。でも行く。 おねえちゃん、明日は期末だが、今回は自分で全部やんなさい。
さてさて、吹き替え版の方が、わかりやすかったと思う。 今回は字幕も特に問題は無いのに、この差は何だろう。 情報量の多さに加えて、話がスムーズに流れるように 原文を意訳してあるところがけっこうあった。
Faramir: I think at last we understand one another Frodo Baggins.
このセリフは字幕では「やっと我々はお互いに理解し合えた」だったが、 吹き替えでは「やっと君のことが理解できた」になっていたようだ。 (正確な引用ではありませんが) この文章は原作にもあるが、映画は途中端折ってるのにそのまま使っているので唐突な印象を与える。 この場合字幕の方が忠実で、吹き替えは原文から少し離れている。 でもこの場面では吹き替えの方がしっくりくる。 さて、どっちがいいか?というのは難しい問題だ。
吹き替えのギムリは、「お笑い担当」の前に「愛すべき」がついてるような気がする。 これもセリフを少しいじった結果、イメージが柔らかくなっているようだ。 私はショーンアスティンの声に違和感を持っているので、ラストのセリフは素直に 聞けなかったんだけれど、吹き替えの声だとちゃんと内容が自分の中に入ってきた。 いいセリフだわ。映画のしめくくりとしては、文句なしです。 受けるフロドもわざとらしくなくてよかった。
今日の上映は途中で音声が調子が悪く、サラウンド効果が消えてしまったので どうしても我慢できなくて、係りの人に文句を言った。そうしたら直った。 でも、私の映画鑑賞はそれで中断されてしまった。これが初見だったら許せないミスだわ。
ヘルム峡谷の戦いは見れば見るほど、日本の時代劇の合戦シーンを下敷きにしているように思える。 エントのシーンはその合戦シーンの緩急の緩の部分なので、ああいう構成になってるんだろうなあ。 それにしても、映画の文法にのっとった戦いのシーンの見事さに比べると ラブシーンはいかにもとってつけたようで、SWのEP2と並べてもひけをとらないかも・・・・
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