原潜の艦長(ジーン・ハックマン)と副長(デンゼル・ワシントン)が 核兵器のスイッチを押すか押さないかでつばぜり合いをする話。 発射命令が届いたあとに、無線が壊れて、 取り消されない命令は実行しようとする艦長と 無線が復旧するのを待つべきだと主張する副長。 そーんなくだらない行き違いで、核を落とされたらかなわない。 この映画は基本的に、核保有国の愚かさが前面に出ているので 感動のしようがない。そんな話に、古参の軍人と、若い有能な軍人の 粋な(?)会話を入れたつもりでも全然面白くない。
さて、ヴィゴはどういう役をしているのかというと、 核の発射装置を開ける鍵の組み合わせ番号を知っている唯一の人物ということで 艦長と副長の間で板ばさみになって、苦しむという役です。 副長とは友達。艦長は長年の上官。最初は艦長に味方して、発射直前には 副長に味方して、部下を人質にとられて艦長の言うことを聞いてしまう。 ほとんどセリフはなくて、表情だけで苦悩していました。 クルーカットがかっこいいです。とてもブラウス屋さんの 軟派な兄ちゃんと同一人物とは思えません。 軍人とたらしを演じられるヴィゴ。貴重かも。
映画冒頭、ヴィゴと一緒に映っている子供は、実の息子のヘンリー君だそうです。 ヘンリー君のおかげで、ヴィゴは指輪の映画にでることにしたのだそうだ。
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