ヴィゴの最近の映画を二本続けて見ました。(映画については、リンク先を見てね。) 二本とも、おもしろかったです。指輪がきっかけにならなければ、 絶対手にとらなかっただろうけど、派手じゃないけど面白い映画はいっぱいあるんですね。 二本とも、主人公の女性の生き方について、といった映画で、 その中でヴィゴが演じているのは「非日常」でした。 思えば、『ダイヤルM』も『G.I.ジェーン』もヴィゴは同じ役回りでした。 やっぱりね、あの目がいけないんでしょう。ちょっとあぶない目なんですね。 なのに、妙に優しげで、そりゃー女の人がだまされるのも無理はない。 ヴィゴの役・・・刑務所出身の画家、海軍の鬼軍曹に加えて 中毒者厚生施設に入所してきたプロ野球の選手(昼メロのファン)←『28days』 キャンプ場にトレーラーでブラウスを売りに来るブラウス屋さん←『オーバーザムーン』 そういえば、さすらいの王の末裔なんてのもありましたね。
さて、女性向の映画の中の女達は、客観的に見て、どうも甘いように思うんですが。 それは脚本とか監督が微妙に女性受けをねらって失敗してるのかな。 アルコール中毒の主人公をずいぶんきれいに描いているけど、 姉の結婚式を滅茶苦茶にしたり、子供を車に置き去りにして忘れることは どう考えても許されないと思うけどな。 何の問題もない家族を裏切って、セールスマンの元へ何度も通う主婦が もとのさやに収まってハッピーエンドなんてことはありえないし。 ヴィゴが今すぐ長距離バスに乗ってどこかへ行こうなんて言ったら そりゃ、行っちゃうのが本当でしょう。そこで家には帰らないでしょう。 ・・・などと、茶々入れてますが、『オーバーザムーン』に出てくる俳優さんは皆素敵でした。 石頭の夫も、勘のよいおばあちゃんも、生意気な14歳の小娘も、 そのボーイフレンドも、小さい弟も、かけがえのない人間として存在してる。 そういうものを捨てることまで一瞬考えさせるセールスマンに ヴィゴは、ぴったりでした。
『オーバーザムーン』 http://www.movies.co.jp/lineup/lineup.php3?code=VWRS4271&subcode=0 『28DAYS(デイズ)』 http://www.spe.co.jp/video/rental/200101/cvt-29652.html
『28DAYS(デイズ)』のエンドクレジットのあとに、おまけ映像がちょこっとあるので 見逃さないように要注意!
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