【復活!】ダイエットなDIARY
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えっ?!
12月になっちゃったっ?!
やばいのう。
冬はコタツである。
PCは欠かせないからコタツ用にノートが必要だ。
古い旧式ノートであるSonyのVAIO PCG-505Eとかいうのがある。
B5サイズで軽いので持ち運びには便利だ。
他にもXPとか入ったA4サイズのノートがあるが、大きくて重いし、ファンが2つもついているので騒音もあってコタツには適さない。
そこでVAIO君の復活である。
このVAIO君、どのくらい古いかというと、もともとのOSがWindows95である。
CPUはMMX166、メモリは32MBだ。
だが、HDDは2Gで、USBも(将来を見越して)ついている。
FDDやCD-ROMは外付け。
PCカードスロットもひとつある。
さて、このノートを復活させるために、まずはOSをLinuxに変えようと決めた。
Linuxはいわゆるオープンソースなので、FTPで無料ダウンロードできるし、雑誌の付録などにもついてくる。
で、HDDを初期化し、インストールしたが、これがなかなか動かない。
RED HAT Linuxもだめだ。
何がだめかというと、これらは予想以上にHDDが必要で、標準インストールだと1.5Gも使っちゃう。
それにメモリやCPUパワーも要求する。
よりポータブルな(メモリ32MB以上が推奨)Vine Linuxというのもあり、これもインストールしてみた。
しかし、これでも重い。
無料のオフィス・ソフトであるOpenOffceなどを入れると動作が重過ぎて重過ぎて使い物にならない。
で、結局、VAIOのリカバリーCDを使ってWindowsに戻すことにした。
が、Linuxがハードディスクのマスターブートレコードを書き換えてしまったのでリカバリもできない。
いろいろ情報を探していたら、Windowsの起動ディスクに入っているFDISKというプログラムは、コマンド・オプションをつけることでマスターブートレコードが修復できることを知った。
ちなみに、以下のコマンドである。
A:\>FDISK /mbr
で、ようやくVAIOを出荷状態にまで戻し、今度はWindows95を98へアップグレードした。
その後、不要なファイル(jpgやBitmap、サウンド、フォント)やアプリ(VAIOに出荷状態から入っているものやWindowファイルにあるゲームなど)を削除しまくり、種種のカスタマイズ用ユーティリティ・ソフトも入れ、設定も変更した。
入れたのは、窓の手、RegCleaner、Ad aware、Rambooster、すっきりデフラグ、などである。
ワードパッドやユーザー補助などのWindowsファイルもいらないので外し、エディタは多機能でしかもフリーソフトであるTeraPadを入れ、メモ帳トラッパーを入れることによって、デフォルトのエディタに指定した。
「ファイル名を指定して実行」からmsconfigを起動して、いらないスタートアップもはずし、タスクバー上に常駐する一切のものをはずした。
現在のタスクバーには時計すら表示されていない。
ブラウザもIEのシェル統合を「いえきる」というソフトで切り離し、その後タグブラウザを入れた。
メールソフトもOutlook Expressをアンインストールし、EdMaxというのを入れた。
当然、ネットミーティングやスケジューラーなども外す。
使ったのはすべて無料のツール群であり、海外のソフトはたいてい日本語化パッチやキットがあるので、日本語化できる。(関心のある方はGoogleなどで検索してくれたまへ)
他のソフトとしては、イメージングやペイントなどのソフトもWindowsファイルからアンインストールしてしまったので、画像閲覧にはIrfan Viewの日本語版を入れ、OpenOfficeも入れた。
すべてフリーソフトである。
ごみ箱のプロパティを開いて、容量を小さくし、HDDの空き領域を増やした。
スワップファイルも一度解放しておく。
これらすべてを行って、レジストリの再構築とスキャンディスクを行うと、HDDの使用量は760MB程度だ。
スリムである。
ダイエットはダイエットでも、コンピュータのダイエットの話になってしまっっているが、2GしかないHDDに半分以上の空き領域がある。
動作も、システムリソースには、ブラウザ起動中、PCカード使用中の今でさえ77%も空きがあるので問題ない。
結局、不要な物を削ったWindowsがコタツノートには最適であった。
USBはWindows98にしたことで使えるようになったので、USBマウス(光学式)を差して使うことにする。
光学式は力が必要ないのでらくちんであり、マウスパッドも必要ないのでコタツには最適だ。
さて、次に通信環境である。
VAIOにはPCカードスロットがあるので、ここにLAN用のイーサネットカードを差す。
これも97年ごろに買ったもので(当時は一万円以上した。現在では二千円もあれば買える。くそう・・・)、10BASE-Tであるが、ADSLの1.5Mや8Mではこれで十分である。
問題は、離れにあるプレハブ書斎から二階にある自室までLANケーブルを引いてこなければならないことである。
ホームセンターへ行き、LANケーブル(10/100Base-T)を計り売り(1メーター60円)で30メートル買ってきた。
ついてに8極8芯のモジュラーと、圧着するためのモジュラーペンチである。
余裕を持って30メーター買ったが、これだけあれば十分だろう。
それにしてもモジュラーペンチは2800円もした。
今回買った一番高い品である。
で、まず、ADSLモデムやルーターを置いてあるプレハブ書斎の外壁にドリルで穴をあけ、モジュラーをつけたケーブルをルーターのあいているポートに差す。
その後、家の外壁を回って、ケーブルを二階まで敷設する。
屋内にケーブルを敷設するのはめんどうだからである。
で、二階の自室の外壁にまたドリルで穴をあけ、ケーブルを引き込み、モジュラーをつけ、LANカードに差し、それをVAIOのPCカードスロットに差しこみ、ドライバを入れて認識させ、無事にコタツからネットに開通である。
文字にすると大工事のようであるが、こうしたことは苦にならない。 つうか、面白いのである。
速度計測サイトで調べてみると、NTTから約2.5Kmの距離にあり、1.5Mの規格であるが、1.3Mぐらいの速度が出ている。
こんなことをしていて、週末はつぶれてしまった。
なにやってんだよ!!・・・・と、思わず突っ込みたくなった人もいるかもしれない。 確かに、コタツノートでインターネットとは、いかにも「ぐうたら状態」である。
しかし、その「ぐうたら状態」を獲得するためには手間隙を惜しんではいけないのだ。
これこそ真の「ぐうたら道」であろうか(笑)。
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