【復活!】ダイエットなDIARY
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2002年11月26日(火) 人骨

ぬおお。


寒い。寒すぎるっす。




日曜の夜に沖縄から帰ってきた。
最終日の沖縄では、巨大な門中墓の内部に入るという貴重な体験をした。


前に書いたように一族数千人が利用する亀甲型の巨大な墓である。

敷地面積だけで1800坪もある、墓というよりも、一種の巨大遺跡公園といった感じだ。


内部には洗骨した(数年経った)骨をいれるところがある。
一つ一つの骨壷というよりも甕(かめ)のようなものから取り出し、それをそこに入れる。

死者はすでに個性を失った「先祖の霊」になってしまっているのだ。

その場所を池という。

池というよりも、巨大な骨のプールのようになっている。


現在は火葬骨であるが、以前は風葬であったため、完全な形のしゃれこうべなどがたくさんの骨に半ば埋もれた形になって、うつろな眼窩をひらいている。




もう、一生分(いやそれ以上か?)の人骨を見ました(涙)



墓の中は完全に死者の世界であり、墓から出ると、あの世からこの世へ戻った感じだった。




沖縄から帰ってくると、山のような仕事が待っており、今日は授業もやった。

原稿もやらなくてはならない。


この世の、日常に戻ったカンジである。





向こうでは一度もTVを観なかったので、TVを見る習慣がなくなってしまった。

その分、時間が有効に使える。



仕事は山積みであるが、気力は充実している。

体調も、抗生物質を一週間ほど飲み続けたせいか、平常に戻った。


やはり、忙しくても、ブレイクや休暇は必要なのだと思った。



日常から非日常へ。
あの世から、この世へ。
死から生へ。


よみがえる、とは「黄泉かえる」と書くそうだが、意味深いものである。



オレが帰ってくるのと入れ違いに、家人が妹のところへ泊まりで行っているので、しばらくはまだ一人暮らし。

正確に言うと、猫と二人暮しだ。


さびしいのか、猫はよくなつく。



『ユング自伝 II』を読み始めた。



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