【復活!】ダイエットなDIARY
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2002年11月23日(土) 不毛

沖縄は、大体気温22度ぐらいである。

今日は晴れたのでなおさら暖かかった。

日差しも強くて、サングラスが必要なぐらいだ。









やっぱ、「ソーキそば」は傑作である。


ソーキそばとは沖縄独特の庶民的料理の一種だ。

ソーキというのは豚のあばら骨の肉で、いわゆるスペアリブと同じ部位だ。

そばの麺自体は、丸麺が一般的で、うどんとラーメンの中間ぐらいの面だ。

豚のダシとかつおだし、それに塩で味付けをしているシンプルな丼ものの麺である。


これがうまい。

沖縄滞在中、毎日、昼はソーキそばを食っている。


店にもよるが、だいたい、500円から700円の間である。






今日は朝から調査に行った。

唯一の上陸戦が行われた沖縄には300を超える慰霊碑がある。

その調査に行ったのだが、興味深かったのは、現地の人の声を聞けたことであった。



糸満市のある地域に行ったのだが、ここは三村がほとんど全滅している。

兵士に限らず、民間人も含めて、村民が大量に死んでいる。



今は、そしておそらく当時も、サトウキビ畑が延々と続くのどかな風景のところである。


そこは、千躰をこえる人間の死骸が累々として転がっている有様だったという。


そうした遺骨を集めて、納骨堂と慰霊碑がたっているのだ。



当時の生き残りの方々に聞いた話はほんとうにすさまじかった。


沖縄戦のことを鉄の暴風が荒れ狂った時というが、こんな畑しかないところで、殺戮しあったのだ。
人間というのは一体なんだろう?


ヨーロッパに旅行をすると、シベリアなどの上空を延々と飛行機で飛ぶ。


何も無い、不毛な大地である。


そしてその大地の上で、延々と殺戮が行われたのだ。


戦争は不毛である。

何も生まない。





夜は夜で、毎晩のように沖縄料理と泡盛とで、食い歩き飲み歩き、している。


だが、昼間の調査で、余裕で一万歩以上歩いているので、それほど不健康なカンジはしない。



明日は、午前中調査をして、夕方の便で本土へ帰る。




寒いのだろうなあ・・・・。


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