【復活!】ダイエットなDIARY
DiaryINDEXpastwill


2002年11月22日(金) 調査

沖縄編三日目。



今日は午前中國際通りまで足を運びおみやげ物を物色する。


沖縄にはダイエーや三越などの本土資本も入ってきているが、三越は面白い。


何が面白いかというと、石敢當(いしがんとう)が入り口においてある。


2対の狛犬のようなシーサーは有名であるが、石敢當は、「石敢當」と記された一種の石碑や表札のような石造りのものである。


これは一種の魔除けで、三叉路に面した家に置かれている。

このように交差点は、魔の出るところと考えられていたらしい。

本土でも「逢う魔が辻(おうまがつじ)」といって、道が交差するところには魔除けやお地蔵さんが置かれている。

「辻(つじ)」という漢字自体が、十字路を表している。

アメリカ南部での初期のブルースにも、「Crossing Road」といって、「交差点で悪魔が出てきてブルースの弾き方を教えてくれた」というフレーズがあったりして、さまざまな文化で、交差点、あるいは少なくとも二つの道がであるところは象徴的に特異であったらしい。


那覇市の三越は三叉路にあたっており、最初はなかったが、ある段階でこの「石敢當」を設置したそうだ。

しかも、そのために入り口の改修工事まで行ったという。




ま、それはどうでもいい知識であるが、沖縄語訪問の際は、是非一度ご確認ください。






で、午後からは、失業中の後輩の案内で糸満市を訪ねた。


人のまったくいないビーチや、太平洋と東シナ海とが出会う喜屋武(きゃん)岬などで、まったりと過ごした。




途中で、後輩の車が立ち往生してしまった。

なんか、煙が出ている(笑)。


ボンネットを空けてみると、ファンベルトが無い(爆)。







どこかでファンベルトが切れてしまい、それゆえのオーバー・ヒートであった。


ファンベルトがタービンを回して発電するので、当然バッテリーも上がってしまう。



修理工場へ電話し、救援を待っている間、門仲墓などを見て回った。


門仲墓は、中国に見られるような一族数百人が入れるような巨大な亀墳墓であり、沖縄では一般的である。


本土のような家墓ではなく、一族のお骨が入っていて、巨大な一種のドーム型をなしている。


15メートル四方ぐらいある、巨大なものだ。





そうしたアクシデントを含めた小旅行を終えてホテルに帰るとメッセージがあった。




それは某大学の調査団が到着したとのことで、どこそこのホテルで会議をしている、という内容だ。



この調査団が今回のオレのスポンサーでもあるので、早速駆けつけ、その後、飲み会に行って、今に到る。



明日は朝からこの調査ご一行とともに、沖縄には無数にある慰霊碑の調査である。


この調査は三年間らしいので、あと2年間はちょくちょく沖縄に来ることになるだろう。



次回からは離島へ行こうと思う。







ユングを読み終えてしまったので、今夜からは村上春樹を読む。


とに |MAIL【ブログ版】ネット書店

My追加