【復活!】ダイエットなDIARY
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【前回までのあらすじ】
上司と湯河原へ来たオレは貞操の危機を乗り越えながらも「独歩の湯」で足裏刺激をしたため、元気になったのであった。
どうも。
急ぎの仕事があったりして、しばらく更新が滞っていましてん。 えろう、すんません。
それにしても、あらすじっていうのは難しい。
たとえば、深夜番組などの番組表はネットで見ることが多い。
オレがいつも利用しているのはinterTVというサイトである。
こちら
先週のことであるが、この番組表で映画をみつけ、その紹介があるリンクをたどってみた。
そこには以下のような情報があった。
映画「ストーン・コールド」(字幕)◇ニュース 2/19(火) 26:30〜28:30 日本テレビ ストーン・コールド◇九一年、アメリカ。ブライアン・ボズワース。停職中のはみだし刑事が凶悪な暴走族に潜入。首尾よく仲間に入るが、計画途中で身分を知られ時限爆弾とともにヘリコプターに乗せられてしまう。クレーグ・R・バクスリー監督。(字幕)
このあらすじはスゴイ。
ここまで書かれてしまったら、もう観る気がまったくおこらない(爆)。
もちろん観なかったが。
さて、そんな話はともかく、前回の続きを書こう。
足裏刺激の後、昼飯へ行った。
一階が魚屋で、二階で料理を出すという、いかにも新鮮な魚を食わせてくれそうなお店である。
予想通り、ランチメニューにしてはホタテの網焼きまでついた豪華なもので、出されるものがいちいちうまかった。
で、席上、上司が「行きたいところがある」と言い出した。
実は彼の義理の父親という人が、別荘地を買っているという。 その人もすでに亡くなっており、もう30年間誰も見たことがないという。
家には土地の謄本があるだけだという。
どうやら、そこへ行って見てみる必要があるらしいのである。
「いいっすよ〜」
とオレは安請け合いした。
すると、彼は何やら書類を取り出す。
そこにはその土地の住所が書いてあった。
しかも、その住所は富士宮であった。
要するに、彼の義理の父親(故人)が30年ほど前に購入した富士宮の別荘地(約200坪)の確認である。
さらに彼はインターネットで検索したらしく、その土地に関する情報をプリントアウトしてきたものであった。
その場所は人穴(ひとあな)という。
富士は火山であり、周辺には噴火によってできた多くの洞窟がある。
風穴、氷穴とかは観光地としても有名であるが、人穴というのは初めて聞いた。
また富士は霊山であり、江戸時代には修験道系の富士講など本山としても有名である。
人穴というのは、この富士講の修行場でもある洞窟があるという。
そしてそこは心霊スポットとしても有名らしいのである。
足の温泉などにまで浸かって、断るわけには行かないので、富士宮へ行くことに。
どう行くかというと、箱根を越えて行くのである。
それとも天城越えか?
湯河原からは、まずオレンジロード、湯河原パークウェイという有料道路で頂上までひたすら上る。
その後尾根伝いに少し走る。
晴れていたので、すでに富士山がくっきりと眺められる。
国道1号にぶつかったところで左折し、国道にのって三島方面へひたすら下って行く。
三島から沼津まで国道を使い、東名沼津I.C.でふたたび東名にのり、富士インターで下りる。
そこから西富士有料道路に乗って、富士宮の市街地までひたすら走る。
富士宮で市役所へよる。
なぜなら、住所こそ分かっているが、そこへの行き方は誰も知らないからである。
受付に尋ねると、税務課の担当であるという。
税務課で何をするかというと、地籍図を請求する。
これは土地の区画図を手に入れるためである。
そのコピーを手に入れる。
地図には地図記号があるから、当該の別荘地のところがどのような土地利用をされているかも分かる。
それによると、その区画は、針葉樹林になっていた(爆)。
そこまでの行き方を、詳しい職員に教わり、早速、現場へ。
沼津の国道で渋滞にひっかかったので、すでに午後4時をまわっている。
国道139号をひたすら北上し、途中で県道に入る。
数キロ走ったが、信号はまったくない。
付近は牧場などが広がり、道路脇には時たま陶芸の窯などの名前がかかれた木の看板などが立っている。
そのひとつの看板を横道へはいって行く。
そこからは砂利道である。
確かに、その辺りは別荘地であり、別荘が点在している。
途中で車を停め、あとは地籍図を頼りに歩いて行く。
しかし、どの道も行き止まりになってしまう。
数十分後、やっとそれらしい薮を見つけた。
どうやらこれがその区画へ行く道らしい。
正確に言うと、30年前は道だったらしいブッシュだ(笑)。
熊とか出そうな雰囲気である。
日はどんどん傾いて行く。
イをケッして、我々はその薮へ踏み込むことにした。
おそらく雪の重さで倒れたらしい細い竹をくぐり、下生えの雑草を掻き分けながら進んでゆく。
ちょっとした探検である。
温泉で羽を伸ばすはずが、予想を越えた展開である(爆)。
悪戦苦闘しながら進むと、どうやらそれらしい場所へ来た。
区画されたあとがうっすらとはあるものの、やはりそこは一面の針葉樹林であった。
なんだか別世界へ迷い込んでしまったようにすら感じる。
上司は、家族へ報告するためにデジカメで撮りまくっている。
結局、クマにも心霊現象にも遭遇せず、帰途に着くことに。
県道から先ほどの国道へ入り、さらに北上して行く。
本栖湖、西湖、河口湖と、富士五湖のうち三つの脇を通ってゆく。
伊豆方面から、静岡、富士山の西側を一周して山梨へ回りこむルートである。
すっかり夜になった。
途中には、青木ケ原樹海などもある。
途中で念のため給油し、無事に中央高速河口湖I.C.に辿り着き、そこからは中央高速で東京まで戻る。
途中のファミレスで食事をし、上司の家の前でおろして、オレ自身の帰途に着く。
圏央道、関越道と経由し、家に帰ってきたのは午後10時ごろである。
合計500キロのドライブであった。
しかしその割には、あまり疲れていなかった。
もちろん、それはオレの若さゆえではなく、独歩の湯で刺激しまくった足裏のツボが効いたのである。
すまん。引っ張ったわりには笑うところはない。
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