ニッキ ゆり 【HOME】
- 2004年05月21日(金)
ワタシは愛されているなぁと心の奥底から感じることが出来た。
愛する家族の笑顔に会ったのは、もう4ヶ月ぶりくらいだった。
おばあちゃんがいて、お父さんお母さんがいて。
実家へ帰ろうと思ったのは、20日の通しの勤務が早番に切り替わったからだ。
駅までの道のりを歩きながら、「そうだ、実家へ帰ろう」と思って
携帯で実家へ電話をかけた。
3時間ちょっと。
千葉からは遠い遠いワタシの実家。
家についたのは10時を回っていた頃だったかな。
それでもみんな起きてくれていて、お腹がぺこぺこだったワタシに
その日の夕食の残りを出してもらって、みんなが見ている中
黙々と食べ続けていた。
「痩せたね」と言われることが、嬉しい反面、少し辛かった。
「仕事がね、忙しいから」そうは言ったものの
食べれなかったり食べ過ぎたりの悪循環を繰り返していることは言わなかった。
余計な心配をかけないようにしたかった。
実家の中が少し前と違っていて、駅まで見送りをしてもらう車の中で
「実家に、戻ってこようか?」とお母さんに言った。
ワタシに出来ることはそれが精一杯だった。
でも、「1人暮らしを楽しみなさい。引っ越したばかりじゃないの。」
そう言われて、「うん」と納得しない返事を返した。
「またね」と言って車を降りて駅へ向かった。
家族に愛されているなぁと感じることが出来た反面
ワタシがいない間に色々なことが起こっていて
それらがすべて良いことではなくて、少なからず悪い方向へ向かっていると思うと
今ここでこうして1人でいる時間が本当にいいのかどうか
少し迷う時がある。
大切な人と遠くなってしまうことなんかよりも、もっと苦しいことだ。
家に帰ると「今は仕事を頑張りなさい」とお母さんからメールが来ていた。
ワタシは今出来ることを精一杯頑張ることが一番いいんだなって
何度もやっぱり何度も何度も思った。
そうすることで愛する家族や大切な人が安心するなら、ワタシはそれでいいんだと思っている。
ワタシはワタシの生活を大切にしたい。
眠る前にするストレッチやお風呂上りにするスキンケアを毎日するのと同じで
ワタシらしくあるためには、やっぱり欠かせないものは欠かしたくない。
どれかひとつでも欠けたらそれはもうワタシではなくなってしまう。
諦めたりなんかしないよ。
今日を塗りつぶしたりなんかしない。
過去も浄化なんかしなくていい。
やりきれない矛盾は今日の空を見ていたら忘れられる気がした。
答えは求めない。
コトバにならない気持ちは抱きしめれば伝わるの。
ぬくもりだけで伝わると信じてる。
大切な人のこと、まだ何にも知らない。
ココロの傷跡も忘れられない過去も涙の数も。
それらをワタシが「ワタシ」という存在でキラキラにしてあげる。
大切な人の喜びがいっぱいになりますように。