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豆腐でYO☆メーン! - インドネシア - 2005年09月27日(火)

さて、リガ・インドネシア2005も終了し、優勝はプルシプラ・
ジャヤプラに決まりました。かなりのシーソーゲームだったらしいの
ですが、とりあえず、パプアの黒い真珠、プルシプラがACL
2005に出場します(ACLの対戦チームは大変だな)。


しかーし!

今大会はビッグ8という恐ろしく盛り上がるプレイオフが復活
(去年は無かった)。

ビッグ8とは、インドネシアはすげぇデカイのでリーグが東西に
分割されておりまして、その東西の上位4チームが激突するので
あります。


んで、出てきたのがこの8チーム。

Persija Jakarta  プルシジャ・ジャカルタ
PSM Makassar   PSMマカッサル  
PSIS Semarang  PSISスマラン
Persebaya Surabaya プルセバヤ・スラバヤ
 
Persipura Jayapura   プルシブラ・ジャヤプラ
Arema Malang   アレマ・マラン
Persik Kediri   プルシック・クディリ 
PSMS Medan PSMSメダン

強豪・古豪が勢ぞろい&横浜FMサポには許せん名前も入って
いますが(笑)、案の定、プルセバヤサポのボネックが大暴れ
していたようでございます。



てなわけで、どうタチが悪かったかをば。


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ジャカルタ市、ボネックに臨戦態勢
■Jakarta braces for 'bonek' September 17, 2005

Damar Harsanto/Abdul Khalik, The Jakarta Post/Jakarta


「YO、メーン☆!
 タフ(豆腐)一緒に喰ってくれよ。
 俺ら、腹減ってるんだYO!」


スラバヤのサッカーチーム・プルセバヤのサポーター、プリハディは
ジャカルタで行われたプルセバヤ対PSMマカッサルが2−2で
引き分けに終わったあと、ジャカルタ・ポストの取材にこう切り出した。


タフを食べる一方で、彼は誰かの隣に座り、

「なぁ、タバコくんねえか?」

とねだっていた。さらに


「あんた、ジャカルタに住んでんだろ?
 俺らをしばらく家においてくんね?」


西ジャワ・ウォノクロモ在住の彼は、取材の途中でこのように
話しかけてきた。



各チームの何千人もの熱狂的なサポーター達がジャカルタ入りし、
インドネシアリーグの準々決勝(※ビッグ8)の応援にやってきている。

プルシジャ・ジャカルタ、プルセバヤ・スラバヤ、PSISスマラン、
PSMマカッサルは金曜日に第1試合を終え、21日には第2戦が
待っている。


サポーターたちは木曜日の夜からジャカルタに集まり始めた。

(ジャカルタの)プロガドン・バスステーション、スニン駅、タンジュン・
プリオク港に溢れるようになり、それは金曜日の朝まで続いた。


そんなサポーター達は、ジャカルタ滞在中にどこに泊まって、どうやって
食事をするのかを全く考えずにやってくるのだ。


「俺ら、この辺で寝泊りするわ」


プリハディの友人が言う”この辺”とは、明らかにスタジアムのことを
意味していた。



プルセバヤのサポーター達は、長年フーリガンの名をほしいままに
していた。その名もボネック。これはインドネシア語で、ボンド・
ネカッの略語で、”無鉄砲な、見境のない人々”を意味する。

金曜夜には、そんな彼らは評判通りの振る舞いを行い、スタジアムで
武器を持ったPSMマカッサル・サポーター、マックス・マンの集団と
衝突した。


これに対し、約2000人の警察官と軍隊が100台のトラックとバスで
素早く対応、彼らを解散させようと図った。

この衝突で少なくとも5人のプルセバヤサポーターと警官・軍人が
それぞれ1人づつ負傷している。

また、この衝突でプルセバヤ・サポーターが1名死亡したとの未確認
情報もある。



多くのファンがジャカルタにチームへの忠誠心を持ち込んでくる
だけでなく、歩行者や路上売り、そして運転手に金や食べ物をねだる
ようになり始めた。


サポーターの集団は、アジアアフリカ通りの車を止めて金を要求し、
一方ある女性は集団に強盗にあったと訴えている。


エルシンタ・ラジオの女性レポーター・トリスナワティさんは、
スタジアムの取材中、携帯電話を奪われ、そして金銭を要求
されている。



ビッグ8の初戦、プルシジャ対PSISスマランは1−0でプルシジャが
勝利したが、それは平穏に終わった。


だがプルシジャ・サポーターはバスや車の上にあがり、その勝利を祝って
街中を走った。そのためメインストリートであるガトッ・スブロト通りと
スディルマン通りで大渋滞が発生した。


ジャカルタ市当局スティヨソ氏は、そんなサッカーファンの行動に
警告している。

 「逮捕することに容赦はしない。必要ならば、家に送り返す」


: Jakarta Post


※タフの説明は、▽セナヤンでEAT ITで。
 ボネックに対して他サポの反応は▽サポ・リーダーのミーティング参照

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まあ、喜ぶ方もワルな方も、とにかくJリーグの数倍のパワーが
あるインドネシアです。

ああ、俺のププッたんは大丈夫なのだろうか(←バカ)



あ、ちと日本のサッカーファンにわかりにくいのは、ビッグ8は
ジャカルタで開催されるのですが、サポはみんなテントとか持って
泊りがけでやってくるのです(インドネシアはやはりデカイ)。


んでも、このビッグ8での滞在は、話を聞く限りどーも
ウッドストックのサッカー版みたいで、サポには結構面白い
モンらしい(たしかに若人にはオモロいと思う)。

まあ、在ジャカルタの各チームサポは、それを受け入れる
体制の準備とか、かなり大変らしいです。

(というか、なんでそこまでやるんだ、インドネシアサポ)



で、結局プルセバヤはビッグ8のGL、ドベチンになってしまった
のですが、この金曜日の衝突後、


 おい、ジャカルタ市警!俺らサポへの扱いがヒデえぞ!
 サポもチームも、みんなスラバヤ戻るぜ!


と、クラブ側が最終戦を棄権してしまいました。

サポの為に棄権とは、クラブとサポは本当に結びつき強いな、
インドネシア。

まぁ、それまでプルセバヤは1分1敗だったので、もう決勝に
進めなかったのですが。



それに怒ったのがPSSI(インドネシアサッカー連盟)。

なんと、プルセバヤは


 2年間出場停止&そのあとはディビジョン2からのやり直し


というとんでもない処罰を下したのでした。

まあ、アジアカップ2007を前にして、ちょうどAFCのメンバーも
来るタイミングだったので、こーいう厳しい処置なのかな、とか
思います。


あと最低3年はアジアで闘えないプルセバヤなのですが、
はやくマトモになってくんねぇとダメだYO!



PS.

衝突は、100人のボネックと400人のマックス・マンが
お互い投石合戦、警察は放水車で鎮圧したのであります。

Jでコレはマジ・カンベン。

そんで、マカッサル行った磐田サポと横浜FMサポは
マジでリスペクト。


...



 

 

 

 

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