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鹿&カモメ日程同盟 - シンガポール - 2005年09月24日(土)

さあ、AFCチャンピオンズリーグ・ベスト4が決まり、日本は完全に
蚊帳の外
なのでありますが、AFCカップという大会もベスト4が
決まったのです。


このAFCカップは、前回のベスト4は、シリア2チームVS
シンガポール2チームという、組み合わせだったのですが(決勝は
結局シリア勢同士になってしまった。しかもシリアはACLに行って
しまった)、今回は、香港・モルジブ・レバノン・ヨルダン、と
なりました。


僕は多分アル・ファイサリが優勝するんじゃねーか、とか思いますが、
このベスト4が決まる前は

 シンガポールの鹿さん、タンピネス・ローヴァーズがもらった!
 なにせ東南アジアクラブ王者である!
 
とか考えておりました。


で、ンナローな結果になってしまったのですが、この試合に関しての
記事がなかなか興味深かったので、ご紹介です。



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■AFCカップ:ウォラワン氏、湾岸諸国チームとは戦えると語る
AFC Cup: No Gulf in class, insists Vorawan

Theng Wai Mun / info@sleague.com


タンピネス・ローヴァーズ監督ウォラワン氏が、水曜日行われた
Sリーグ2チームのAFCカップでのアジアへの挑戦を振り返った。


このタイ人監督は、タンピネス・ローヴァーズが地元で行われた
試合で、0−1でヨルダンのアル・ファイサリに破れれたことについて
コメントを出した。


なお、AFCカップに出場したもう1チーム、ホーム・ユナイテッドが
レバノンでアル・ネジメーに2−3で敗れており、共にAFCカップを
敗退している。


 「この敗戦は、とても厳しいものだ」


タンピネス・スタジアムでの試合後、ウォラワンは語った。


「前半は良かったし、多くのチャンスを作ったと思う。だが、アル・
 ファイサリが先制点を挙げて、こちらはムスタフィク・ファルディンが
 退場してしまった。この退場が、ゲームの流れを変えてしまった」

「もし始めの20分で1点か2点を取れていれば、結果は違ったものに
 なっていただろう」


Sリーグのクラブには、一種の”アラブ諸国恐怖症”の様なものが
出来つつあるように見える。昨シーズンのAFCカップでは、ホーム・
ユナイテッド、ゲイラン・ユナイテッドが共にアラブ諸国のチームに
敗れている。

だがウォラワン監督は、Sリーグチームは十分彼らと戦えると主張する。


「タンピネス含めSリーグのチームは中東のチームと戦えると思う。
 SAFFC、ウッドランズ、ホームユナイテッドなんかはね」


「我々は東南アジアクラブ選手権と同じように、AFCカップの中でも
 多くのことを学んだ。」


「もっと東南アジアや湾岸諸国のチームと戦うこと、それが選手の
 国際大会での経験を与えることになる」


Sリーグ2004年間最優秀監督賞に輝いたこのウォラワン監督は、
シンガポールサッカー協会(FAS)に対し、国際大会が近い場合の
国内リーグの日程変更に対しても、協力を要請している。


「FASは、AFCカップの様な大きな大会に向けて、チームの
 疲労回復を助ける必要がある」


「アル・ファイサリを見て欲しい。ヨルダンリーグはまだ開幕
 していない。だから彼らはAFCカップへの準備をしっかり
 することができている」


「我々はヨルダンに遠征し、そしてSリーグに戻ってきて試合を
 行い、そして再びAFCカップだ。そして今日の試合の3日後に
 新麒FCとの対戦が待っている」


「選手たちは西アジアに行って戻ってくる時に発生した時差ぼけを
 直す必要があるし、こういった国際大会でいいプレイをするには
 適当な休息の時間がもっと必要だ」


アル・ファイサリのセルビア人監督ブランコ・セミランティッチ氏
は、2戦戦い勝利した対戦相手、タンピネスには賞賛のコメントを
残している。


「タンピネスはアンマンで良いプレイをしていたし、
 ここシンガポールでも本当に良かった」


「彼らは1人少ない状態という大きな問題を抱えていたが、我々を
 苦しめてきた」


「タンピネスは間違いなくいいチームだ。よく組織されており、
 大きなことを成し遂げそうなチームだと思う」

「彼らタンピネスは今後発展していくのは間違いない。それは来年に
 なるかもしれないが。彼らとまた会えれば嬉しいと思う」

http://sleague.com/new0101.asp?ID=1172
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ちなみに、このウォラワン監督は元タイ代表選手で、かつて
日本の帝人とデンマークのヴィボーでプレイしたことがある
海外組のオッちゃんです。


↑いい感じです。


あと、アル・ファイサリは記事中だと準備しまくり、な感じ
ですが、確かに「AFCカップ近いぜ!セルビア遠征行くぜ!」
とか、かなり気合が入っていました。カップ戦もやってましたが。

 (詳しくは、UO.FootballAsia内で、”アル・ファイサリ”で
  検索してみてください)



んでも、この記事中のウォラワンさんが言う”日程どーちゃら”は、
シンガポールも日本もおんなじなんだなぁ、とか思います。

(ついでに、AFCの大会で客が入らないとこも)


ま、わかるんすよ。日程変更は簡単に出来ん!とか。


 でも、でもね…。


前にも書いたけど、アジアの大会に出るのって、その国の
「王者」なんだからさー。

 リーグがまず、なんらか見える形で王者をリスペクトして
 あげないとイカンだろ!

とか思います(もちろん、ファンも含めて、だけど)。


それに、こんなんとかこんなんとか

見せられたら、やっぱり悲しい・くやしっすよ。俺。


まー、負けた原因全てが日程のせいじゃないと思うけど、俺は
シンガポール・日本ダブルでくやしーんじゃー、くそー!!


あ、あと

> もっと東南アジアや湾岸諸国のチームと戦うこと、それが
> 選手の国際大会での経験を与えることになる

てのは、あんまりJのクラブでは聞かないコメントな気が。
まあ、シンガポールと日本じゃレベルが違うとは思うけど。



でも、岡ちゃんとウォラワンさんの対談は聞いてみたい。
多分、ソコソコ話が合うんじゃないのか(笑)


...



 

 

 

 

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