東南アジアサッカー調査メモ...ogaoga2k

 

 

日出ずる国から来た助っ人外人 - マレーシア - 2005年03月02日(水)

さてさて、僕が韓国に行っている間に、現在ペナンで
活躍している日本人伊藤壇選手の特集がフジTVで
あったようですが、なんとマレーシア・サッカー協会
公式サイトでもインタビューが載っておりました。

このサイトにピンで特集されるというのは、結構な
ことであります。


つーわけで、翻訳。


今回翻訳には、誤解を与えたりしないように普段よりも気を遣って
みましたが、もしご本人のファンの方が気になる言い回しなどあれば、
掲示板などでご指摘ください。



----
■伊藤壇、ここにあり
- ITO HERE TO STAY

マレーシア初の日本人選手である伊藤壇(MF)は、彼の技術、態度と
言った面で多くの人々の心を引きつけている。


マレーシア・スーパーリーグのペナンに所属している彼は、この地が
彼にとって心地よく、そしてもっと長くいたいと感じているように見える。


Q:マレーシアでプレイすることになった経緯は?

A:僕の友人がマレーシアの日系企業で働いていて、今回の話を
  教えてくれたんだ。

  それで、一か八かでトライしてみようと思って。

  で、結局僕はここに居るわけなんだ。



Q:これまでどこでプレイしていたのかな?

A:僕はベガルタ仙台(J2)で2シーズン過ごして、日本を
  離れたのが2001年。それから、シンガポール、豪州、
  ベトナムでプレイして、昨シーズンは香港の傑志FCに
  所属してたんだよ。


Q:シンガポールでのクラブはどこだった?

A:ウッドランズ。でも、僕が居た時はリーグ最下位だった。
  そんな状態はあまり好きじゃなかったから、チームを離れる
  ことを決めたんだ。
  


Q:出身はどこ?

A:北海道。マレーシアに比べてすごく寒いところだよ。



Q:結婚は?

A:まだしてないよ。



Q:年齢は?

A:30歳。でも、僕はマレーシアの女の子と付き合おうかな〜?
  なんて思ってるよ(※恐らく笑)。僕はココが本当に好きだしね。


Q:両親についてはどう?

A:マレーシアでプレイしていることに、本当に喜んでいるよ。
  来月、マレーシアに寄ってくれるはずだ。



Q:マレーシアのサッカーについて、どう思う?

A:とてもハードなリーグだと思うよ。



Q:もう少し詳しく説明してほしいな。

A:うーん…シンガポールや香港じゃ、アウェイで勝つってことは
  それほど難しいことじゃない。

  でも、ここマレーシアじゃ、本当にそれは難しいことなんだ。
  多くのサポーターが詰め掛けて、試合に熱中するからね。



Q:試合に熱中するファン、ってことはいい事ばかりじゃないってこと?

A:まあ、モノさえ投げて来なきゃね(※恐らく笑)



Q:君の所属しているペナンについて聞きたいんだけど。

A:いいチームだと思う。でも、前の2試合は僕自身がいい
  プレイできなかった。結果には満足していないよ



Q:ペナンでサッカーをプレイしていない時は、何をしてるんだい?

A:泳いでばっかりいるよ(※恐らく笑)。ペナンは島だからね。



Q:君は日本を離れて数年間、海外でプレイしているわけだけど、
  海外でのリーグに適応していく難しさというのはあるのかな?

A:いや、全然。でも、今シーズンは、マレーシアでプレイする僕にとって
  重要なシーズンだってことを強く認識しているよ。
  


Q:それは何故なのかな?

A:僕がいいプレイをしたら、来年は他のチームが日本から選手を
  欲しがるかもしれない。でも、もし僕が良くなかったら、
  クラブは日本人に見向きもしなくなる可能性がある。
  
  僕の責任は重大だよ。



Q:これまでのところ、自分自身はうまくやっていると考えている?

A:まだここでサッカーを始めたばかりだから、他の人は僕のことを
  どう考えているか、僕のプレイをどう判断しているかは分らないね。

  でも、この2試合、僕はそれほどいいプレイができなかったと
  感じているよ。



Q:サッカー選手としてシューズを脱いだ後の計画なんかはある?

A:選手のエージェントという仕事に注目しているよ。
  僕が豪州、シンガポール、香港、マレーシアで過ごしてきた経験が、
  そこで発揮できると思うんだ。



Q:今年、ペナンは優勝できると思う?

A:常にチャンスはあると考えてる。
 


:マレーシアサッカー協会公式サイトより
------

うーむ、どうもマレーシアリーグは人気があるのかないのか
まだまだワカラン。恐らく、クラブ間の人気の幅が相当ある
と思うだが。


でも、やっぱりマレーシアFAは伊藤壇選手を助っ人外人
として扱っていて素晴らしい。

まるでサカマガのブラジル人選手へのインタビューのようだ。


日本の場合は、おそらく過酷な状況で、とか余計なイメージ
を入れまくって、選手やサッカーではなく、その"物語"を
押し付けガチなのだが…さすが、アニキ国家である。




ペナンはスタジアム(たしか改装したので綺麗)も行きやすいし、
サポもFAの人もいい人ばっかりだったし、チームマスコットが
相当カワイイ(パンサー君)なので、日本人受けもいいのでは
ないでしょうか。



ペナンに行く時があれば、是非是非ご観戦をば。
たしかコムターからバスで行けるハズ。




...



 

 

 

 

もくじ
前の日記  次の日記




メール ホームへ