東南アジアサッカー調査メモ...ogaoga2k

 

 

10 minutes: 七福神とJリーグ - 2005年01月04日(火)

年始に実家、名古屋に帰ってみた。相変わらず名古屋は、
台湾の台北市とマレーシアのクアラルンプールを足して
味噌で和えたような都市であった。


ちなみに実家では”ナゴヤジョーのナゴヤマキは…”とか
言う会話が交わされていたので


”名古屋城に、名古屋巻という小倉餡でできたような
 お菓子の名物があるのか?”

と聞いたところ、徹底的に馬鹿にされた。
そんなもん知ってる方がオカシイぞ!

(正解はコレ)



んなことはどうでもいいのだが、帰ってくるときは新幹線の
グリーン車しか空いておらず、高ぇなぁ、クソ!などと
思いながら席に座ると、JRが発行している雑誌があった。


特集は、七福神についてであった。


読んでみると結構面白かったのだが、七福神とは、要は
日本の文化特有のクロスオーバーカルチャーとして、
インドと中国と日本の神様のイイトコ取りしたドリーム
チーム
らしい。


日本の文化特有のクロスオーバーカルチャー…

…うーむ。

そういわれると、Jリーグの応援というのも、サンバ風
ありーの、イングランド風ありーの、湯揉みありーの、
イイトコ取りである。


来ている人も、ジジイ・ババア〜コア〜ギャル〜ガキ〜マッタリ
(含む俺)と、様々である。


かつて英国在住で中国サッカーサイトを管理している乾物さんが

「(日本の応援は)かなり例外的」

と述べられていたとき、そんなもんだよなあとは思っていたが、
どこがどう、ということまでは気づかなかった。



だが、思うに「細かいこと言うなや」でヒトマトメになっている、
ということが、ジャパニーズ・スタイルなのではないか。


七福神も、当時のヒンドゥーヲタや中国仏教ヲタ(いたのか?)
からすると、「なんでそーしちゃうんだ!」と怒る人も多かった
だろう。

サッカーでも「応援は本場イングランド風!」とか怒る人が
いるように、だ。


だが「まー、ええやんけ、メデタイことには変わりないし」
と、全部1チームにしてしまうジャパニーズ・スタイルに従った
からこそ、今でもメジャーな存在な様に思える。



言い換えれば、

「まー、サッカーやんけ。なんか騒ぐんやろ?

の精神で、アウェイチーム・デストロイ!な人も、
きゃぁあ〜!なギャルも、なんか楽しそうだし、な人も
全部居るからこそのJリーグ、と言えるのではないのだろうか。


よって、Jを盛り上げる、というのはスタジアムの内部が
「ええじゃないか」「花見」的な、シャチョーさんもババアも
踊らにゃソンソン、という方向になるのが、必要なことなの
かもしれん。

(ちなみに、俺が観た中でこの雰囲気が一番近かったのはベトナム)



そんでも 


 色々あるからこそ、ジャパニーズ・ウェイなのじゃー

 
と世界に言い切れるにはマダマダ足りないかも知れん。



ハワイアン風応援とか、サポがすべて全共闘・全学連風とか、
ナゴヤジョーのナゴヤマキで満員とか。



ま、タイガーカップでインドネシア決勝進出!とか言って
コーフンしている俺も、”色々”の一種なんだろうな、きっと。


てなわけで、みなさん今年も色々ヨロシク。


...



 

 

 

 

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