シンガへのジェラシー・ムラムラ - ベトナム - 2004年12月27日(月) さて、タイガーカップ準決勝進出に失敗したベトナムですが、 地元メディアのNhan Dan紙が今大会の各国を評価しております。 実はベトナムのメディアは今回の失敗について、結構監督に 責任が…とか、監督をきちんと見極めなかった責任が…とか あって、訳したいとこなのですが、師走は忙しい(笑)ので、 これでカンベン。 ちゅーわけで、以下、ベトナムのメディアが見た各国について。 ------------ ◆東南アジア各国をどう評価する? Which positions for Southeast Asian countries? Last updated: 16:37 - December 23, 2004 BY Minh Nguyen / HCM City Sports newspaper 東南アジアにおいて2番目の強豪と考えられていたベトナムだが、 タイガーカップ2004での準決勝進出の失敗は、苦い経験と なった。 選手達はミスを犯したが、その責任は、エドソン・タヴァレス 監督にあることは間違いない。 だが、インドネシアにホームで0−3という惨敗という経験は、 ベトナムサッカーは自身を見直す機会を得ることができたと言える。 ベトナムは多くの才能ある若手選手に恵まれている。例えばBao Khanh, Tai Em, Cong Vinh, Van Quyenと言った選手達だ。 だが、もっと重要なことは、ベトナムは自分達にあった監督と その練習法を選択すべきということである。 ベトナムサッカー協会には、タイガーカップ、SEA Games という短期的な目標と、アジアカップ、アジア大会、W杯という 長期の目標に対する戦略や努力がもっと必要だ。 タイは今大会のGL敗退で、11年に及ぶ東南アジア王者の座から転落した ことは大きな痛手であろう。 98年にタイガーカップ優勝が出来なかったが、タイはその時ベスト4に 進出している。今大会のGL敗退は彼らにとって、まさにショックな 出来事だった。 タイはその失敗を、1年に4人もの代表監督を交代したことや、世代交代を その原因と説明するかもしれない。 だが、それでも言えるのは、タイの若手選手は、キャティサックやその他 選手達が、タイの東南アジアの盟主として名を馳せた若かりし時よりも、 素晴らしい選手達ではない、ということだ。 タイの若手選手はいい技術と戦術を身につけているが、フィジカル (フィットネス)が弱い。もし彼らがこの弱点を克服できれば、彼ら タイ代表はアジアでも強豪になるかもしれない。 だが、タイが韓国、サウジ、イラン、日本、中国と言ったアジアの '強豪勢'に加われるようになるには、長い道のりが待っている。 インドネシアは今大会で最もタイトルに近いチームだと考えられている。 1年前はタイに0−6で敗れたインドネシア(※SEA Games2003) だが、この変化はなんだろうか? 答えはイギリス人監督のピーター・ウィズだ。インドネシアのサッカーは、 まさにベトナムが失ったものを得た形となった。彼は東南アジアのサッカーを 他の外国人監督の誰よりも熟知している。そしていわゆる「勝ちに行く本能」 すなわち、インドネシア代表選手に自信をもたらしたのだ。 だが、彼のこの努力は、まだまだインドネシアで確固たるものにはならない かもしれない。6ヶ月前、インドネシアのメガワティ大統領がSOSを発信 したとおり、インドネシアはそう簡単にいい方向に動くことができない状況に あるからだ。彼らがタイガーカップでよい結果を持ち帰ったとしても、まだまだ インドネシアにはやるべきことが多く残っている。 マレーシアはタイガーカップ準決勝進出を果たしたが世代交代をすでに 経験していると言えよう。前代表監督のアラン・ハリスによって才能ある 選手達を育て、それが現代表ビクスケイ監督に受け継がれたのだ。 マレーシアは、Khalid Jamlusといったベテラン勢に頼るきらいががあるが、 これは長い目で見ると、マレーシアサッカーの発展に良いこととは言えない。 付け加えれば、テクニカル・ディレクターのカール・ハインツ・ヴァイガングの 離脱は、マレーシア代表に新たな問題の種を生むことになるだろう。 だが。タイガーカップで成功すれば、マレーシアサッカーとビクスケイ監督に とって素晴らしい刺激となるだろう。 ミャンマーは今大会で最も印象的な活躍をしたチームだ。若い力と、 良いテクニックを身につけたチームは、今大会で準決勝進出を成し遂げた。 そして、ミャンマーは彼らにあった監督、イヴァン・コレフを選択した。 ミャンマーは現在、そして未来に繋がる選手達を見出しらたのは間違いないが、 彼らへのサポート、そして政策(※政情不安な点?)の行く末が不安定な点が 問題となるだろう。 シンガポールの今大会の準決勝進出は、シンガポールではそれほど話題に 挙がっていない。シンガポールは選手共に大きな大会での経験をしておらず、 そして観客もサッカーには無関心のようだ。故に、シンガポールがアジアで、 そして東南アジアでトップとなるのは難しいだろう。 フィリピンは’外国人’選手の起用によって、タイガーカップ史上初の勝利を得た。 だが、ミャンマーやタイに大敗してしまった。フィリピンに前進はあったが、それは それほど大きいものではない。 カンボジアとラオスは、まさに失速した。以前よりも後退してしまったかもしれない。 東ティモールは、カンボジア・ラオスぐらいの実力だという前評判どおり、あまり 強い印象をつけることなく、デビューを飾った http://www.nhandan.com.vn/english/sport/231204/football.htm ---- この記事中、他国の成功に関しては「監督がイイよなー」と思っている 感じがしますね。ベトナムはあんまり協会や選手に怒ったりしない感じが します。 実はインドネシア監督、ピーター・ウィズ氏はベトナム代表監督の噂も あったのですが、タッチの差でインドネシアに取られちゃったから、 余計そう思うのかもしれませんが。 んでも、この記事結構根拠が薄い気が・・・メガワティとサッカーとか、 カール・ハインツ・ヴァイガングが抜けると何故ダメなんだとか。 ちなみに、このカール・ハインツ・ヴァイガングさんは、元南ベトナム代表 監督さんです。 あとベトナム、シンガポールにやたらジェラシー感じてねーか? 「あんなサッカーに興味のない(なさそうな)国に…キーッ!!!」 「絶対本当なら、俺らの方が強いのによぉ!!!」 ちゅー感じかもしれんなー(笑) でも俺もベトナムの準決勝進出は信じてたからなー。 今大会の失敗をしっかり分析して、アジア大会2006、 アジアカップ2007であの東アジア・イジメキャラとして 活躍してくれ、 ヴィエト・ナーム! ...
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