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国籍取得は計画的に - シンガポール - 2004年09月01日(水)

シンガポールに5人目の帰化選手誕生のニュースであります。

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■ディクソン、5人目の帰化選手となる
Dickson becomes fifth foreign-born Lion

By G. Sivakkumaran/ The Straits Times 2004/09/01


シンガポールのサッカー界は、5人目の帰化選手の誕生を歓迎した。
昨日、ナイジェリア生まれのストライカー、イティミ・ディクソン
(Itimi Dickson)がシンガポール国籍(citizenship)を得たのだ。

3年前にシンガポールへ来た彼は現在20歳であり、以下の



 エグマー・ゴンカルベス Egmar Goncalves - ブラジル生まれ
 ミルコ・グラボバチ Mirko Grabovac - クロアチア生まれ
 ダニエル・ベネット Daniel Bennett - 英国生まれ
 アグー・カスミル Agu Casmir - ナイジェリア生まれ


といった選手達と同じ、帰化の道を選ぶこととなった。



Sリーグのヤングライオンズ※でプレイしているディクソンは、
昨年4月にシンガポールサッカー協会(FAS)の海外選手発掘
プログラム(Foreign Talent Scheme)の目にかなった結果である。



※ヤング・ライオンズ=シンガポールのU23選手で構成されたチーム。
 現在、シンガポールリーグはこのチームをリーグに参加させている



これは、才能ある外国人選手達をシンガポールサッカーの発展に生かす
計画と位置づけられている。

この計画では、外国人選手の早期の国籍取得も含まれており、ディクソンは
今回の帰化以前に今年初め、シンガポールの永住権を取得していた。



昨日ヤング・ライオンズは、ジャラン・ベサールスタジアムで
アルビレックス新潟Sに2−3の敗戦を喫したが、その試合後に
ディクソンは以下の様に述べた。


 「ナイジェリアに居る僕の家族は祝福してくれたよ。
  でも正直僕はシンガポールには長い間居るから、すでに僕自身は
  シンガポール人だと思ってる。もう、シンガポールは母国だとね」

 「ぼくが今やり遂げたいことは、シンガポール代表が国際舞台で良い
  結果を残すのを手助けすること。12月のタイガーカップから
  始めたいね。それが今の僕にとって、最大の挑戦になるよ」




ディクソンは今週土曜日に行われるインドネシア代表との親善試合の
メンバーに加わる可能性が高いが、彼は膝の怪我を抱えており、多く
の時間プレイすることは出来ないかもしれない。



だが、シンガポール代表監督のラディー・アブラモビッチ監督は、
ディクソンの帰化はシンガポールサッカーに良いニュースだと
受け取っている


 「彼は自分のペースを持っており、また対面するDF陣を悩ませる
  技術を身につけている。それにウィングとしても、まったく純然たる
  ストライカーとしてもプレイできるんだ。
  
  我々には、彼のような選手がもっと必要なんだよ」


 「だが危険なのは、彼にすぐに結果をだすように周りが
  期待しすぎることだ。

  結果はまだ我慢しようじゃないか。彼は若いし、選手として
  学び、そして発展している途中なんだ。
   
  そのうち、彼は我々に大きな財産を与えてくれるだろう」


      
エグマーとミルコが帰化したのは30代であり、代表チームへの結果は
芳しいもとのは言いがたかったが、その後FASはその方針を若手に変えた。


よって、2002年に帰化した26歳のダニエル・ベネット、そして
昨年シンガポール国籍を取った19歳のアグー・カスミルは、FASの
プログラムの中で見出された選手達だ。



現在帰化が見込まれる選手は2名。中国のShi Jiayiと、ナイジェリアの
Precious Emuejerayeだ。共に20歳で、現在ヤング・ライオンズでプレイ
している。


ディクソンは今季7得点を挙げているが、以前は規律上に問題があった。

2001年、Sリーグのジュロンでプレイしていた彼は3ヶ月の出場停止と、
1000シンガポールドルの罰金を受けた。SAFFCのHarun Juma'at選手に
暴行を加えたからである。

ウッドランズ・ウェリントンに所属した昨年6月には、再び2000S$の
罰金と、3試合の出場停止処分を受けた。古巣のジュロン相手にけんか騒ぎを
起こしたのだ。


だが、今シーズン、規律に関しての問題は一切起こしていない。
彼は大きく変わった。


「僕はもっと人間的に成長して、前向きに貢献できるんだ」


ディクソンは言う。彼の欧州でのプレイするのが目標だ。


「今、一番やりたいことは、いいプレイをしてシンガポールを成功に導くことだよ」


http://straitstimes.asia1.com.sg/sports/story/0,4386,270115,00.html?

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ディクソン君は、このお姿↓



あー、よく考えたら、何ヶ月かしないと帰化選手はW杯とかは
出られないんでしたっけ(もしくは、登録はすげー先とか)

だから11月に日本で観るのは難しいかも。



うーん、翻訳がうまくいかんので、なんだかシンガポールが
外国人サッカー選手を工場で作っているような感じになってしまった。

このへんのニュアンスは、ちょっとまだ練りが多分足りませんが
許してください。



んでも、アグー・カスミルが髪の毛なくしたら、見た目で区別が
つかんかも…俺。(アグーの方が小さいっぽいけど)




...



 

 

 

 

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