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10 minutes: 横浜Fマリノスとスローライフ - 2004年08月27日(金)

世の中、スローフードだのスローライフだの、

要はウスノロ野郎になればいいのかコノヤロウ、

と一人で憤慨している日々である。



とその前に、スローライフとかスローフードとは
ナンジャラホイ、という人のほうが多いと思うので
説明すると、


Ku:nel 天然生活 リンカラン
↑雑誌で言えば、こんな感じの、シンプルだ、ナチュラルだ、
 なシロモンである。


周りの人に、あのへんの風潮に対する批判を一方的に
していたのだが、


 「それはお前、その雑誌の世界に憧れているのに、
  自分が実践できないから、ヒガンでるだけだろう」



という指摘を受けた。


そんなわけねーべ、と、その場は強がって見せたのだが、
帰りの電車の中でふと考えてみた。


 ヒガんでいるのか・・・
 俺は・・・
 
 俺は・・・
 憧れているのだろうか・・・



流れていく車窓の風景の中で、自問自答した。

そして、ハッと気づいた。


…この感覚は、もしかして、

 川崎サポである俺から見た、横浜Fマリノスへの感情、

 と同じなのではないか…



となると、


 横浜Fマリノスとスローライフとの共通項は何ぞや?


と思い、必死で考えた。


そこで出た共通項は

 ・若い女性
 ・オシャレちっく


である。


こう考えると、確かに俺の人生に大きく足りない2つである。

修学旅行では、周りのツレが「女子の部屋に忍び込もうぜ!」
と誘ってきたが、俺は


 「今日はTVで『カメラが見た決定的瞬間スペシャル』
  がやるから行かない」


と、今から考えるとしょーもない理由で、青春を棒に振った
過去がある。



そんで高校生のときは、周りのオサレな友人達は、詰襟の
カラーを外したりして、制服を軽く「ジャケット感覚に着崩す」
感じが流行っていた(うーむ、表現がムズイ)。そのとき、


 「エルビス・コステロという歌手が、来日時に
  詰襟で街頭ライブをしたんだぜ」


という話をパンク・ヲタから聞いた俺は


 「みんな意識していないかもしれんが、詰襟って、
  確かに正装風に着こなすのが『あえてクール』
  なのカモしれん。それがブリティッシュ風って奴か?」


と勘違いした挙句、ばっちりホックまでしていたところ、

 「ただのまじめな高校生」

になってしまっていたのに気づかず、やっぱり青春を棒に振った
過去がある。



そんなことはどうでもいいのだが、とにかくその2つに
対抗している俺の存在はなんなんだ・・・とガラにもなく
自己存在について考えた。



……俺は一つ、キーワードが浮かんだ。それは、

 「ニヒル」

である。そうだ、ニヒルだ。


女性やオシャレとは無縁な、ニヒル。この言葉だ。

そんな「スロー・ライフ」に対抗する「ニヒル・ライフ」な
雑誌はきっと、こんな特集をするのではないか。


 ●特集:ニヒルな旅

  「北風が似合う軍港に夢中。−大連・ウラジオストック」

 ●要チェック!ニヒルアイテム

  「目指すは、ロベルト本郷〜ウィスキーボトル」

 ●新スタイル提案

  「ハムを小枝に刺して、焚き火で焼いて食べる生活」



うーむ、こんな感じか…



…ってか、普通に考えると、全部C.W.ニコルがやってる
ような気がしてきたぞ。

↑この人がニコルさんである(よく知らんけど)




しかし、どう考えても、C.W.ニコルな奴が等々力で、

「チケットが200円安くなるメンバーズカードが
 いざ買おうとする瞬間に見つからず、
 つい慌ててしまう生活」


「ちっとも美味いと思わない昇格弁当を、
 イヤイヤながら毎度食べてしまう生活」


をやっているとは思えん。


...



 

 

 

 

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